亨進様のいま一押しの本―キリング・オブ・アンクルサム(アメリカ殺し)

読者の皆さんへのメッセージ

もう何年も前、世界はどうやって動いているのか自分の中で問い始めました。政府、銀行制度はどうなっているのか。

その答えは私が望んだものではありませんでした。舞台裏から動かす指導者たちは、必ずしも私たちが望んでいるような利他主義的な人々とは限らないのです。むしろ強欲で野心的、そして破壊的です。

この本「キリング・オブ・アンクルサム」は、人類がどのようにして、ここに行き着いたのかその旅路を探りたい、またこれをどう変えるかという願望から生まれました。歴史を変えるには、人々の行動を知るだけでは不十分で、その動機を知らねばなりません。

人々を助けるため世界中を飛び回って、悪戦苦闘した末に、権力の地位にある人びとがいかに冷酷であるか知りました。

一体どうして、ただお金のためだけに、自分の国と国民を売り渡すことができるのか。本当に、お金に対する欲望が、すべての悪の根源です。

プライドと貪欲、権力が人を想像もできない行為に駆り立てます。

政治家はある約束をしますが、その行動は全く逆であるということです。まるで自分の魂を高い所にいる何者かに売り渡したようです。

法律で定められた民営の中央銀行がなぜ何のチェックも受けないのか。バーナード・マドフの自転車操業が史上最大級の詐欺事件と呼ばれるのか。

    訳注:バーナード・ローレンス・マドフは、アメリカ合衆国の実業家、元NASDAQ会長。史上最大級の巨額詐欺事件の犯人として知られる。(wikipediaより)

しかし実際は違うのです。犯罪の中の犯罪は、実は法制化された世界の中央銀行制度なのです。そこに政治家が助力することで銀行は無からお金を生み出すのです。そして何十億という人々から略奪する。

私たちの唯一の慰めは、一人残らず、全能の神の前に立つとき、その審判の日に自分の人生の行いに責任を取る日が来るということです。そこに弁護士もなく、嘘もつくことができません。素晴らしい外見も役に立たない。そこに在るのは、彼らと、彼らの人生の記録だけです。

私は南アフリカ出身です。いつも何かが間違っていると思ってきました。ただそれを突き止めることができませんでした。しかし、陰謀団のやり口は、人と人を対抗させ闘わせるということを発見しました。そして闘わせている間に、彼らの富を奪うのです。

石油やダイヤモンドなどの資源を巡って国家間で戦争や大量虐殺などが起きました。この本の中には1千にものぼる脚注で十分に事実を裏付けています。過去200年、一貫して貫いてきたものが貪欲と強欲、すなわちお金への愛着であるということが、この本の中で明らかにされています。

この本にはかつての大統領、首相、市長、その他の指導者が、一般の人々に警告を発している引用が散りばめられています。そのほとんどは、しかしながら大衆によって無視されてきました。自分が見たいものを知らない限り、それを見ることはできないものです。

セシル・ローズから今日に至るまで、ほとんど何も変わっていません。多くの人がこの問題を明らかにしよう、なんとかしようとしましたが、沈黙を強いられてきました。

    訳注:セシル・ローズは19世紀のイギリスの政治家

しかし今や人々が立ち上がり、「もう十分だ」と声を上げ、超えさせてはならない一線を画する時が来ました。

もう私たちはこれまでのように見過ごさない、立ち上がって真実を明らかにし、正々堂々と主張し、改革するのです。

私たちは強くこれを望んでいるので、たとえ死をもたらすことになったとしても気に留めません。建国の父は・・独立宣言に署名した56人は、国のため自由のためにすべてを失うことも厭いませんでした。そして多くの人は実際に失いました。

建国の父への敬意から、私たちの世代が立ち上がらなければなりません。そして、いまがその時です。

著者 Dr.ロドニー・Mハワード・ブラウン。フロリダ州タンパ。

翻訳:Harry

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