米朝会談にたいする亨進様のコメント(キングズレポート6月12日より)

キングズレポート6月12日より

この歴史的な写真を見てください。
星条旗と全体主義国家北朝鮮の国旗が並んで立っています。
まあ、ショッキングな光景です。
こんな光景を世界も見た事がありません。

Trump and Kim begin historic summit with cordial greeting   YouTube.png

トランプ大統領は、直接対話するということをやってのけました。
大統領はCVID(完全、検証可能、不可逆的な非核化)という条件で臨んだことはもちろんです。

おそらく共同声明なり、文書が間もなく手に入るでしょうが、
そこにはCVIDは入っていません。

トランプ大統領はメディアにこう言っていました。
「半年後、予定通り事が進まなかった、私が間違っていたとみんなの前で話すかもしれない。しかし間違っていたとは言わないだろう。言い訳ができたから」こう言ってメディアにふざけていました。

しかし驚くべきことです。驚くべきことに現職の合衆国大統領が手を差し伸べ全体主義国、北朝鮮の独裁者に会ったのですから。まあ一か八かの勝負ですね。トランプ大統領は交渉の名人であることは皆よく知っています。ともかく、少なくとも対話のプロセスを開始しました。

残念なことに、ティムが何度も分析して話したように、中国の権力が北朝鮮に覆いかぶさってくることは議論の余地がありません。貿易の90%は対中国です。だから北朝鮮に対して大きな影響力を持っています。

これから金正恩がどういう方向に向かうか誰もわかりません。ひょっとして中国の代わりにアメリカを頼ってくるかもしれません。アメリカとしても、とくにトランプ政権は、もはや韓国に米軍を置いておくのをやめたがっています。韓国からとっとと兵を引き上げて、建国の父もいっていたように、そこでのややこしい国際関係の駆け引きから足を洗いたいでしょう。しかしそうなると不幸なことに、韓国は「赤化統一」することになります。すなわち中国の一部になるということです。

アメリカの存在が韓半島からなくなれば、朝鮮戦争が公式に終了すると-メディアはお祭り騒ぎで、「平和」「平和」と叫ぶでしょう。
しかしこれで、韓国が内部からすごい勢いで中国に向かうようになることは保証してもいい。大きな(中国の)資産になることでしょう。ここ数十年いや、建国以来、もっとも左派の政権と共に。現在の韓国は以前よりも巨大になったディープ・ステート、制御不能の官僚制度を有しているのです。このスーパー左翼、文在寅大統領の仲間で、税金逃れできる者も増えています。(朝鮮戦争の)終戦は、韓国にとっては大惨事です。

しかしトランプにとっては大きな政治的勝利です。それが韓国にどう影響するかはまだわかりませんが、トランプは今まで以上に経済に集中できて、アメリカを偉大な国にすることができるでしょう。アメリカ人のほとんどは外国でのいざこざに本当にうんざりしているのです。とりわけ、自国の国境すら守れないこと、自国民の経済政策に集中できなかったことに。トランプは大きな雇用を生み出しましたが、とくにこれまでのオバマ政権での話です。

国の借金が大きいのです。21兆ドルの負債があります。トランプは軍事費を増強するために、そこに1.3兆ドルが加わります。これにはロン・ポールをはじめとする多くのリバタリアンが、トランプがディープ・ステートと同じことを言いだした、と批判することでしょう。

国民もトランプも巨大な災い、すなわち国が支えきれない財政の問題に取り組まなければなりません。たとえ国際関係の泥沼から足を抜いたとしてもです。連邦政府をカットして縮小したとしても。この国の共産主義の脅威を取り去ったとしても―しかしこれをするにも極端大胆なやり方をしなければなりませんが―。

今後、北朝鮮と韓国がどうなるか誰にも分かりませんが、とにかくこれがスタートです。希望的でもあります。人々も、そしてトランプ大統領も相応の安らぎを得ることも必要です。
われわれとしては、祈りと共に、ここから動き始め、何が起こるか見定めなければなりません。

繰り返しますが、最後の時、審判の期間は、良くなる前に、悪くなるということを頭に入れておかなければなりません。良くなる前に先に悪くなる。トランプ大統領がいみじくも言ったように、6カ月後に「思ったようにはうまくいかなかった」ということにならないかと、注目していかなければなりません。

翻訳:Harry

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