6月2日 二代王、GOAラジオに出演(その2)-6月3日英語礼拝

6月3日のサンクチュアリ教会(ニューファンドランド)の礼拝は、亨進様不在ということもあり、前日(6月2日土曜日)GOAラジオに出演した際の録音(約40分)を聞きました。4回に分けて日本語訳を掲載します。その2回目です。

翻訳:Harry

プラット会長
ショーン・ムーン牧師は間もなく、著作「鉄のつえの王国」を出版します。
先ほど、ショーン牧師の主張の聖書的な背景について話を聞かせてもらいました。
しかし、この本では、多くの分野にわたって、様々な角度から問題にすべき内容が説かれています。今、修正第2条について話しましたが、一つ困ったことは、もっと強い言葉で言うと、悲劇的ともいえることは、長きにわたって武装解除されてきた人びとに、「国民の主権」ということが正しく理解されずにいることです。だから最低の人間、オオカミのような者が人を襲おうとするとき、例えば、学校のようなところに行けば-それもユタ州やオハイオ州、テキサス州のような(銃を携帯している)ところではなく―いわゆる「ガン・フリーゾーン(銃砲の所持禁止区域 )」に行く。そこに悪がたむろするのです。普通の人が自分を守ることができない場所です。

警察をあてにして満足していても、(銃撃が始まって)最初の5分間、警察を待っている間、どうすればいいのですか。その間、どれだけの人が人間のクズのような者たちに殺されるでしょうか。ガン・フリーゾーンでは銃を持ち込んではいけないことになっています。そして多くの人がその命を犠牲にする欺瞞のせいで命を落としているのです。

ムーン牧師、あなたは、本の最初でブロワード郡(フロリダ)のパークランド高校について書いていましたね。政府が自分達を守ってくれるという考えが壊れました。これまで何度も同じようなことが起きていたのです。「ああ、政府が守ってくれる。警察が来るまで待っていよう」などと人びとは思っていたのです。文字通り、死ぬまで待つことになるのです。警察が来る頃には殺されているのです。何とか5分以内に到着できたとしてもどうなるのか。パークランド高校事件、他の銃撃事件の悲劇のもたらす、こういう教訓について話していきましょう。

二代王
いやぁ、全く驚きました。本当に輝かしい未来のある十代の子供たちをこんな形で失うということは、とてつもない悲劇です。パークランド高校などの事件で犠牲になった人たちを思うことで皆が悲しんでいます。しかしあれもこれも、あなたが言われたように「ガン・フリーゾーン」で起こった事件です。精神薬中毒者には逆に安全な場所でした。この不安定で暴力的な犯人に関して警察へ39回も通報があり、聞くところによると、犯人は殺人を犯し、血まみれになる夢を見たともいいます。

プラット会長

犯人のフェイスブックのベージがそれを表していました。

二代王

その通りです。彼が動物を虐待していたことは皆知っていたことです。まさに過去の独裁者と同じ傾向の持ち主です。動物をいじめて喜ぶ。そうして学校に行くときもバックパックに銃弾を詰め込んで、暴力的な威嚇をしていました。警察やほかの行政機関も彼のその性質をよく知っていたのです。彼の家にも何度も訪問しています。警察も当局も犯人の性格をよく知っていました。「プロの学校狙撃手になる」―つまり近隣の学校で乱射事件を起こすという脅しです―という犯人のインターネットへの書き込みに関する情報についてもFBIはちゃんとした対応を取らなかったのです。

ブロワード郡(フロリダ)の保安官局も、犯人についての通報を受けていました。「学校で乱射事件を起こす」と言っていたという情報も受けていたのです。こうした暴力の脅威は連邦法の違反行為です。

プラット会長

話の途中ですが、ちょっと私にも言わせてください。フロリダのブロワード郡保安局の保安官はヒラリー・クリントンを支持していた人物です。

ソーシャルメディアにヒラリーと抱き合っている写真までアップしていました。この話を出したのは、「思想はその結果をもたらす」ということをいいたかったからです。ヒラリー・クリントンは、市民、一般大衆から銃を取り上げるべきだという考えを持っていました。

だからその保安官も自分だけが銃を持っていればいいと思っていたでしょう。幸いなことにそれを使わずに済んだのですが、つまりそういう背景を持った人物だったということです。

しかし大きな試練(フロリダ高校銃撃)に出くわしたとき、彼の副保安官は、恐れをなして銃撃が収まるまで外で待っていたのです。政府にすべて任せると、こういうことが起きるのです。他の誰を当てにしても同じでしょう。私たちはあまりに多くの場合、邪悪な攻撃を受けたときに助けが来るのを待っていなければなりませんでした。それこそ、本当に、本当に危険な詐欺です。

だからあなたの本の最初でこのことを取り上げてくれて本当にうれしかったのです。たとえ危険な政府を廃止に追い込むような事態が起こらなくても―まあそれが修正第2条の目的ですが―日々、日常で、いつ邪悪な攻撃に見舞われるか分かりません。
そこで問題は、あなたはその時どうするのか、その時私はどうするのか、これです。

二代王

そうです。
ペンシルバニアに来られた時もあなたはオバマ政権が導入したプログラムについて話しておられました。そのプログラムは「PROMISE(約束)プログラム」と呼ばれ、機会、指導、支援、教育で犯罪防止を約束するというものでした。実際には犯罪者の拘留をカウンセリングに変えるというものでした。それは結局、学内で犯罪を起こしたマイノリティ(社会少数派、黒人、ヒスパニックなど)の学生を刑務所から減らそう、そのプログラムで改善させようというものでした。

しかしそれは犯罪を起こした彼らを訴えないというだけのものでした。この連邦政府が予算をつけたプログラムのおかげで、暴力的な脅威を与える者たちが訴えられることなく、刑務所に入れられることもない。だから警察も教師も不良少年たちを拘留所に送ったり、鑑別所に送ったり、罪を犯したときに当局に差し出したりする意志がなくなります。

それは決して主流メディアが注目もしなければ、大々的に報道もしません。だからプラット会長はその現実を打ち破った最初の人になりました。そのプログラムをもう少し見ていくと、2015年にそれが履行されたとき、地区の警察本部長がホワイトハウスの「懲罰を見なおす」と名づけられたイベントに出席していました。そういう流れで、ブロワード郡の一件が生じたのです・・・

プラット会長

もう一つ付け加えさせて下さい。
その「懲らしめることの見直し」は具体的な生徒同士の身体への暴力も訴えないというものでした。学校関係者たちは実際の犯罪を統計に残らないようにもみ消したときに、「ちゃりん、ちゃりん」という(お金が入る)音を聞いたに違いありません。そのたびに政府からの補助金が転がり込むからです。あなたや私の税金が、恐るべき政策を支援し、パークランド高校事件もその結果起きた多くの結果の一つだと思います。

今日は、ショーン・ムーン牧師と話しています。ここでCMです。

つづく

にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村