6月2日 二代王、GOAラジオに出演(最終回)-6月3日英語礼拝

6月3日のサンクチュアリ教会(ニューファンドランド)の礼拝は、亨進様不在ということもあり、前日(6月2日土曜日)GOAラジオに出演した際の録音(約40分)を聞きました。4回に分けて日本語訳を掲載します。その4回目(最終回)です。

翻訳:Harry

(ナレーション)
ガンズ・オーナーズ・ニュースアワーです。幅広く修正第2条の問題を取り上げる番組です。ホストはラリー・プラット(GOA専務理事)です。

プラット会長
今日はショーン・ムーン牧師と話しています。
著書「鉄のつえの王国」、Rod of Iron ministry.comで検索してください。これでよかったですか。または、.orgのどちらでもいいんですね。

二代王
その通りです。.orgまたは.com、どちらでも大丈夫です。

プラット会長
これで決まりですね。
(ラジオのリスナーに)
これで、間もなく発売される「鉄のつえの王国」という本をきっと見つけることができると思います。皆さんがこれを読むことを強くお勧めします。修正第2条の主要な問題についての考察が、本当にうまく組み合わされて編集されています。手元において置くのもいいでしょう。礼拝での説教を用いながら修正第2条についての優れた弁証学的主張がなされています。しかもそれほど分厚い本でもないので、リスナーの皆さんが買って読むにしてもそれほど負担にはならないと思います。

修正第2条と自分をまもること、また政府の力を制限することについて、多くの人が繰り返し誤った議論をしてきましたが、それに対するハンドブックとして手元に置くのも良いでしょう。

あなたとはスイスの会議で初めて会いましたね。
その会議で正直、少々がっかりしたことは、スイス全体がポリティカル・コレクトネスにおおわれていたことです。それがどれほどかというと、当のスイスの銃器団体が欠席しました。ヨーロッパの他の国の団体は出席していたのに、スイスは誰も送ってきませんでした。

「銃器」を強力に保護しようという会に出席しようものなら、スイスですら法律にひっかかるかもしれない、それを恐れ心配していることが手に取るようにわかりました。

「自由人の象徴はライフルだ」というモットーを歴史的に標榜していたスイスです、ハッハ。

二代王
私も一緒にいたので覚えています。アンリ・ギザン将軍(スイス軍人)の邸宅など、スイスの素晴らしい歴史跡を見て回りました。しかし現状は、EUからの圧力でかつてとはほど遠いものになっています。

一種の共産主義に向かう「現代化」です。全体主義者が国民を支配する制度です。人びとは会議参加に腰が引けたのでしょう。スイスで銃器を持つ権利と口にすることすら難しいのです。あなたもおっしゃるように、あのスイスがです。まったく奇妙な話です。

プラット会長
しかし、今でもスイス民兵(市民兵)制度は維持しています。私が間違っていなければ、今でも兵役年齢にある者は皆、毎年数週間、軍事訓練を受けなければならないはずです。ショッキングだったのは、スイス国内の多くの場所で9㎜拳銃や色々なライフルは問題なく購入できるのですが、軍用ライフルは持てないということです。徴兵年齢が来ると国から徴兵されるのに!

もちろんそれ(軍用ライフル)を家にもって帰るのは許されています。しかしそれ用の弾薬を持つことは違法なのです!それを聞いたとき気絶しそうになりました。(笑)

二代王
驚くばかりの変わりようです。ヨーロッパの状況に対する強いられた沈黙。EUのオープン・ボーダー(開かれた国境)政策は、文明の衝突をもたらしています。多くの人々が言っていますが、両立・協調しえない文明同士を互いに重ねようとしている。それによって予期せぬ結果をもたらすとは夢にも思わない。あいにく、多くの左翼が良いと思ってやったことが想像もしなかったとんでもない災難をもたらします。その代償は私やあなたが払うことになるのです。可哀想なヨーロッパ人にそのツケが回るのです。文明の面でも文化の面でもそうなります。

2018年には、フランスのマクロン大統領は、「フェイクニュース」を規制する法律を作りたいと言っています。例えばスウェーデンの1975年と比較したレイプの統計が1472%増(14.7倍)、暴力事件発生率が300%(3倍)-こういう統計をレポートするだけで「フェイクニュース」のレッテルが貼られ、ヘイト・クライムだと認定されるのです。現実に複数のジャーナリストや、それを発表した人たちがヨーロッパの裁判所で裁かれているのです。そして何千ユーロという罰金を科されている。

プラット会長
言い換えると、ヨーロッパでは何か真実を話そうものなら、真実を話した罪で文字通り刑務所に送られるわけです。それを掘り下げていくと、もしわれわれが、イスラム教徒がヨーロッパに怒涛のように流れ込んでいる現実と、それによって犯罪がとんでもなく増えている事実、これらをイスラム移民は、イマーム(イスラム教師)がいう通り、「文化的ジハード(聖戦)と考えている」とヨーロッパで発言しようものなら、あなたも、私も逮捕されて起訴されるということです。

二代王
その通りです。ヘイトスピーチの罪に問われます。ニュースの中で一言「ムスリムが」というだけで…「この犯人はイスラムの移民で」などというと・・・ここにほんとうに大きな文化的隔たりがあるのです。

西洋はユダヤ・キリスト教的原理、イエス・キリストを背景に持っています。一方、例えば、イスラム世界においては死刑制度に対して広範な支持があります。統計を少し出しましょう。背教者に対する死刑に対して、エジプトでは86%が賛成。ヨルダンでは82%、これはピュー・リサーチ・センターによる数字です―マレーシアとパキスタンでは62%が賛成。イスラムから他の宗教に改宗したものは死刑にしても構わないというのです。ユダヤ教徒、キリスト教徒の中には一人も、そのようなことに賛成する者はいないでしょう。信仰に悩む者がいれば、祈ったり、証をしたり、聖句を読んであげたりすることはあっても、その悩める人を処刑したり殺害することに合意することなどあり得ません。繰り返しますが、(信頼できる)ピュー・リサーチ・センターによる統計です。

プラット会長
イスラム教徒が行なうある種の殺人は「名誉殺人」と呼ばれています。イスラムの信仰を捨てたものを殺すことは文字通り名誉なことだというわけです。それがイスラムのいう「名誉」ならば、彼らの考えはわれわれとは全く異なったものだということができます。もしイスラムがアメリカに(大量に)流入することがあれば、これまでずっとそうだったように、(彼らが)同化するように主張しなければなりません。「もしアメリカに来たいのなら、アメリカ人になりなさい」ということです。

どこの出身であろうと、肌の色が何色であろうと、意見の異なるものは殺してもよいという信仰以外の信仰ならOKだということです。

二代王
そうです、それが鍵になります。
私がいたハーバード大学の神学大学院でさえ、この事実を考慮に入れない論文や講義がありました。しかし、学生のほうは、メッカへの巡礼の道に売春宿が立ち並んでいることを知っていました。一時的な「結婚」をして、コーランに基づく正当性を手に入れ、売春宿に入り、出るときは法的に離婚する。一人の夫が四人の妻を持つなど、ユダヤ・キリスト教文明とは大きな違いがあるのです。ムハンマドの最もお気に入りの妻は6才の子供でした。

プラット会長
その子が9才になるまで夫婦関係を持たなかったとは、なんと「名誉ある」人だろうか。

二代王
そのとおりです。これについては優れた学者の研究、弁証学的研究があります。例えば、ジェームズ・ウッドはユーチューブなどで発信していますが、それらに関する専門家、エキスパートが存在します。大きな文化の違いがあるのです。

聖書には神の法は心に刻まれるとあります。神様を見る良心をもっているということです。しかし奴隷貿易などに関するイスラムとキリスト教との違い、これは、西洋人なら忘れられないでしょう。7世紀以降、千年にわたってイスラムはヨーロッパを侵略しようとして来たのです。1683年にはウィーンが包囲されました。7世紀から1683年までヨーロッパはイスラムから繰り返し攻撃を受けてきたのです。イスラムによる征服、軍事的指導者が具体的にこれを率いていました。

プラット会長
ここで時間が来たようです。
ゲストはショーン・ムーン、彼の著書「鉄のつえの王国」について、ウェブでRod of Iron ministry.orgにアクセスしてください。どうもありがとう、非常にためになる話でした。

おわり

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