J.オキーフが「ディープステート」を捉えた

政府の職員でありながら意図的に時の政府に公然と反抗する。あの元文科省事務次官ビーチ前川(前川喜平)をイメージするとわかりやすい。

前川 喜平 Google 検索

俺もディープステートの一員ってか?

そういう政府内の反政府官僚が大規模にFBI、CIA、NSA(アメリカ国家安全保障局)国務省、国防総省という強力な役所に広範に存在して意図的に国民の選挙(国民の意思として)を経て正当に選ばれた大統領の足元を掬おうとする、この国家内の闇の国家、これをディープ・ステートという。最近までこれは陰謀論の類として語られてきたが、今回、J.オキーフが主催するプロジェクト・ベリタスが、隠し撮りでその一人を捕まえることに成功した。サンクチュアリ本部のフェイスブックにも紹介されていたが、その決定的ビデオの日本語訳をここで紹介する。

ジェームス・オキーフ:  ディープステートについてよく耳にします。それは広範に存在する行政官僚。ある人は、これを国の中にある法の支配を受けない国とよんでいます。匿名で顔もわからない抵抗者たち。政府の決めたことを妨害し、選挙で選ばれた大統領の足元をすくう者たちのことです。ディープステートの存在はは陰謀論だといわれてきました。しかし最近のニューヨーク・タイムズの記事から、これは単なる陰謀論から政治的現実になりました。

プロジェクト・ベリタスでは1年以上にわたり、ディープステートを調べてきました。今回われわれの隠し撮りカメラが、「抵抗者」が職務倫理規定に反していることを認める言葉をとらえました。政府の資産を使って政府の政策を転覆させることです。

これから皆さんにお見せするのは、われわれの政府行政機関内の隠れた抵抗の姿です。彼らは根っからの社会主義者です。この選挙で選ばれない陰謀団は、国民の意思を転覆させて自分たちがアメリカを救うと主張しています。彼らのおこないは民主主義を転覆させ憲法の危機をたくらむことに他なりません。

驚くのは、彼らの図々しさです。怖れるどころか、そのゆがんだ現実を自慢すらしています。逮捕もクビにもされることはないと、たかをくくっているのです。

国務省職員:スチュアート・カラファ

失う物は何もないさ。連邦職員をクビにすることはできないんだ、まあね。

スチュアート・カラファは「アメリカ民主社会主義者」(政党)の正式党員です。カラファはスーツを着こなす国務省の平凡な役人にしか見えません。それに騙されてはいけません。彼は反抗と社会主義と連邦職員の職務倫理を無視することを自慢する過激派なのです。

カラファ: 国務省に勤めてる。公務員ということだね。労働組合にも入っているし。僕の見方はこうだ。僕が関わっている政策を政府が打ち切った。その政策はいけていて、データ分析プログラムなんだ。それを最新式にしようとした・・・現代化し、民主化して、日の目を見るようにした。それがカットされたんだ。

僕は8時半から午後5時まで、たっぷり時間があった。そのおかげで気持ち的に、「アメリカ民主社会主義者(DSA)」(政党)とつながるようになったんだ。

オキーフ:カラファは、連邦政府から給料をもらいながら彼の勤務時間を「反抗」に費やしていることを隠そうともしない。

記者A:ってことは、『勤務時間中に、「アメリカ民主社会主義者」のことをやってやる』ってな感じかい?

カラファ:大体そんなところだね。

記者B「仕事中に「アメリカ民主社会主義者」のことなんてできるの?」

カラファ:そう、もちろん慎重にやってるよ。証拠は残さないようにね。メールは(仕事中は)送らないでおいておくとか、そんなこと・・・5時半までは送信しないで、5時31分になったらすぐに送信できるようにしておく。

オキーフ:カラファはわれわれの仲間にこう説明した。勤務時間が過ぎるのを待って、仕事中に書き上げた「アメリカ民主社会主義者(DSA)」関連のメールを撒く。こうして送信をずらすことで自分と仕事をまもることができると考えている。

記者B:じゃあ、あなたは仕事中にDSAの仕事を仕上げて、勤務時刻が過ぎたらそれを送るのね。

カラファ:誰が分かる?この世界で公的記録ってなんだい。まあ、今は分からないけど、そりゃいつか選挙管理委員会の拘置所に入るかも知れないけど、それはあり得ないね。

オキーフ:アメリカ国務省職員のスチュアート・カラフェは自分の行為、つまり勤務時間中に行うDSAのための選挙活動をいかに不法に行っているかを自慢気に話しているのです。私は法律家ではありません。ロースクールは1年で中退しました。でも、このスティーブ・クラインはロースクールを卒業しています。
スティーブ、スチュアート(カラフェ)の行動のどこが違法なのでしょうか。

スティーブ・クライン: 連邦政府での勤務時間中に政治活動を禁じるハッチ法に根本的に違反しています。

オキーフ:スティーブ、そのハッチ法というのはどういう法律ですか。

クライン: ハッチ法は、特に、その手の活動を禁じることで、あなたや私の税金を、共和党であれ民主党であれ「アメリカ民主社会主義者」であれ、政治活動に流れることを防ぐ目的で制定された法律です。

記者A:あなたの仕切ったデスクには(監視)カメラなどはないの?

カラファ:そのなもの無いさ。まあ、あれこれ考えることはできるかもしれない。ウェブトラフィックとかね。

オキーフ: カラフェはワシントンDCとヴァージニア州での「アメリカ民主社会主義者」の選挙活動に深くかかわっています。DSAの内部通信アプリに投じた個人メッセージをみればそれは明らかです。

カラファ: だからウェブトラフィックでさ、ヴァージニアの選挙資金のサイトを見たとかいって裁判所で何とでも言い訳できるのさ。人々の政治活動に関心がありました、とかね。だけど進んで、例えばDSAの議事録なんか見て、不審に思われて、君は(DSAの)選挙委員会の共同議長じゃないかって言われるかもしれないね。ヴァージニアの選挙資金サイトを3時間も見ているじゃないかって。

記者B:その場合はどうするの?

カラファ:何も失わないよ。連邦政府で働く者をクビにはできないのさ。

オキーフ:  はい、ここです。連邦政府の職員をクビにすることはできない。これはこのビデオの中でディープステートの役人が繰り返し言っているフレーズです。
私たちの政府の規則、公務員法の改革ができていない所をついて、国民の意思を覆そうとするのです。

ここにいるリチャード・マニングは政府改革とその見落とされた問題に長年取り組んできました。この辺の事情を説明して下さい。

マニング: 公務員のシステムが壊れています。誰もが知っています。議会も分かっています。議会も何か手を打たなければならない、改革しなければならないのです。いいですか、昨年、2百万人いる連邦政府職員の内、解雇された者の割合は0.53%に過ぎません。0.53%です。つまり、99.5%の連邦職員はその間、クビにされていないということです。
これが民間部門では、比較にならないほど大きいのです。

オキーフ:彼も連邦職員の労働組合が守ってくれると言っていました。このコストはどれほどなんでしょうか。

マニング:連邦の労働組合には国民の税金から1億7千7百万ドル流れています、その内訳は、給料と家賃と旅行などです。実に不愉快なことです。議会もそれを傍観しているのです。

記者B:あなたの上司もそれで構わないの?

カラファ:彼女も・・・誰も知らないことさ。

オキーフ:ここでカラファは、毎年、(政府から)要求される倫理規定・資産開示の報告書を出しながらも、ぬけぬけと違法行為をしていることを、私たちの仲間に話しました。報告書はあらゆる利害対立から職員を守るためのものです。

カラファ: 一番おいしいところはね、毎年政府に提出しなきゃならない倫理規定の書類があるんだけど、なにせ、雇用契約を結んでいるからね。その契約書に自分の役人としての位置を書き込んで、それに誰かがめくら判を押して、それでOKなんだ。

これは資産公開の書類なんだ。政府と契約関係にある場合、例えば、自分が役員をしている組織があれば、あるいは、財務を見ている組織を申し出なければならない、例えば、僕は地元の自治会の会計をやっているんで、それを公開するんだ。だからバカな組織と関わっていたら、ああ、そんなバカな組織と関わっているのかと。あるNPOの役員やってて、突然そのNPOが3億ドルの契約をしたり3人雇ったりすると問題だよね。

だけど僕は別に公開できるから、役所はそれにポンとハンコを押して、はい終わり。ハンコを押す者がそんなにじっくりチェックしてるとは思わないね。あーそ、みたいにハンコをバンと押す。係の役人は僕のやっていることを知っていたと思うよ。

オキーフ:誰もチェックしない。チェック担当者は気にもしない。国務省の職員は上の者が連邦政府の文書にめくら判を押すことをほくそ笑んでいる。説明責任も何もあったものではない。

政府の腐敗を明らかにすることにかけては、ジュディシャル・ウォッチの右に出るものはありません。ビル・マーシャルはそこの上級調査員です。ビル、その辺りがどうなっているのか教えてください。

ビル: いいとも、ジェームス。それらの書類はすべての政府職員が説明責任を果たす目的で作られたものです。だからもし、この役人の上司がその書類の内容を注意深く見ていない、また実施していないとすれば、それは職員の不埒な行いを覆い隠すもの以外の何物でもありません。

オキーフ:これを改善するためには、どうすればいいですか。

ビル:政府役人がしっかり自分の仕事をするべきです。雇い主、また上司もしっかり仕事をしなければなりません。その書類をしっかり見なければならないのです。

オキーフ:カラファは、DSA的感覚と価値観をまるで名誉勲章のように身につけているようです。

カラファ:すべてに抵抗する。すべてのレベルでね。クソ黙る。

オキーフ: 私たちがカラファと会っている時を同じくして、あるメモがワシントンDCメトロDSAのサイトにこういう「プロジェクト・ベリタスや他の潜入メディアに注意するように」というお触れが回っていた。今回のビデオが仕上がろうとするとき、ソーシャルメディアを通して今回の取材の公開を予告した。すると数時間もしないうちにワシントンDCのDSA(アメリカ民主社会主義者)は自分たちが取り上げられることを悟り、自分たちの公開されているプロフィールを慌てて削除し始めた。内輪のメールや、共同作業するスラックで、DSAのメンバーで連邦政府の職に就いている者に対して、すべてのソーシャルメディアのアカウントをロックして、すべての重要なアカウントは多要素認証に切り替えるよう促した。

このようにわれわれのディープステートの調査はついに明らかにしました。闇に隠れた者の素顔をとらえ、彼らの動機を聞き出すことができたのです。私たちは彼らの正体を暴いて、人間として露わにしなければなりません。私たちの共和国の仕組みを卑劣な手段で攻撃する者たちの正体を明らかにしなければなりません。

私たちが情報原ではありません、彼らが情報原なのです。

翻訳:Harry

プロジェクト・ベリタス
頑張ったね!という人はクリックを
にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村