真のお父様とイスラム主義の挑戦「鉄のつえの王国」本翻訳 第5章(1)(その10)

鉄のつえの王国      文亨進  著

第5章   イスラム主義の挑戦   

The Challenge of Political Islam

父がまだ生きている時、互いに異なる信仰を持つ指導者を招いて、「神様のもとの一つの世界」というテーマのもと何十回となく国際会議を開催しました。これらの宗教指導者たちが神の子である人間として、それぞれが互いの尊厳と価値を認め合うこと、そして彼らが神を中心とする結婚と家庭を確立する中心的重要性を認めることが父の願いでした。父は、指導者たちが各自、国に戻って、彼らの門人もこういう価値を実現するよう励ましてくれることを望んでいました。

そういう超宗教イニシアティブを積極的に促進しながらも、私の父は主であり救い主であるイエス様のその比類なき立場をはっきりと理解していました。父はイエス様の3年間の宣教がいかに人類の歴史を形づくったかを何度も繰り返し話しました。

父は表現の自由、信教の自由の権利は、神から与えられたと宣言する建国の文書を有し、政府の権力を抑制する権利の章典をもつ国、アメリカ合衆国を、ユダヤ・キリスト教の教えの結実と見ていました。アメリカは世界の中の善の勢力として召命された国だと信じ、北朝鮮の監獄から自分を解放してくれたアメリカ軍への感謝を幾度となく繰り返し口にしていました。

全人類は共通の神聖な源をもつという聖書の教えに基づいて、アメリカは異なる信仰をもつ人々、信仰をもたない人までも受け入れ、彼らが良心の自由を行使することを歓迎しました。しかしまた私の父は多くのアメリカ人が、この国と世界に対する思想的、政治的脅威の正体をわかっていないことを知っていました。

そのために、ワシントンタイムズの設立を通して、莫大な費用を投入しながら国民を教育し、他の国にも新聞社を作り、その一方で共産主義の弁証法的唯物論を批評し反対提案をするためのセミナーを主催してきました。父は大統領選挙ではロナルド・レーガンを強力に支持し、彼の「力を通した平和」戦略を支持しました。

レーガンの政策は数多くの共産党政府を没落に導き、その結果何億という人々を圧政から解放しました。

父はまた、政治的イスラムの挑戦もはっきりと見て取っていました。率直な議論はむしろ封殺して、この問題を見ないようにすることの方を好む人が多くいますが、私の父は不都合な真実について声を上げることを恐れませんでした。

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誤解のないように言うと、キリスト教徒のなかにも良いクリスチャンも悪いクリスチャンもいますし、ユダヤ教徒にも良いユダヤ教徒と悪いユダヤ教徒がいます。イスラム教徒も同じです。私たちは各自、毎日の生活の中で良いこと悪いことのどちらかを選択して生きています。しかし、これらの宗教の率直な議論をする場合、議論がどのようなものであれ、その本質的な世界観の違いを考慮しなければなりません。
 

つづく
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