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2016年1月24日「光は闇に勝つ」 文亨進師 【英語説教日本語訳】全文
「光は闇に勝つ」 Light Overcomes Darkness
01/26/2016
テモテヘの第二の手紙一章
1:6こういうわけで、あなたに注意したい。わたしの按手によって内にいただいた神の賜物を、再び燃えたたせなさい。 1:7というのは、神がわたしたちに下さったのは、臆する霊ではなく、力と愛と慎みとの霊なのである。 1:8だから、あなたは、わたしたちの主のあかしをすることや、わたしが主の囚人であることを、決して恥ずかしく思ってはならない。むしろ、神の力にささえられて、福音のために、わたしと苦しみを共にしてほしい。 1:9神はわたしたちを救い、聖なる招きをもって召して下さったのであるが、それは、わたしたちのわざによるのではなく、神ご自身の計画に基き、また、永遠の昔にキリスト・イエスにあってわたしたちに賜わっていた恵み、 1:10そして今や、わたしたちの救主キリスト・イエスの出現によって明らかにされた恵みによるのである。キリストは死を滅ぼし、福音によっていのちと不死とを明らかに示されたのである。
み言は本当に強力です。特に7節、「神がわたしたちに下さったのは、臆する霊ではない」という箇所は重要です。というのも今、艱難の時代が始まりました。世界的な統計を見てもそれが分かります。シュミタ(安息年)およびその翌年に多くの戦争が起こって来ました。とりわけ中東でそれがいえます。
ある経済評論家のレポートによれば中国で2016年の取引が開始してから4日間の間に緊急取引停止が2度行われました。またダウ平均で今年最初の3週間で史上最安値を更新しました。過去にこのような例はありません。
2008年、2001年に株価の暴落があったといっても、今よりは、まだましだったということです。
世界の株式資産の5分の1にあたる、総額15兆ドルのお金がこの間、世界の株式市場から消え去りました。経済活動の状態を示す主要経済指数の一つであるバルチック海運指数(BDI)でも史上最低を記録したそうです。ウォールマート(訳注:世界最大のスーパーマーケットチェーン)は2016年最初の3週で世界中の店舗のうち2069の店舗を閉鎖。失業率は過去半年のうち最高レベルに達しました。
また私も初めて耳にしたのですが、アジアの船舶業の状況を示す、韓国船舶指数というものがあるそうです。それも13.8ポイント低下して史上最低を記録したといいます。世界経済が混迷・低迷していることが、これらのことからわかります。2008年の株価暴落はシュミタより予測できました。2001年もそうです。今回のシュミタは2015年に終了しましたがその翌年の最初にこの世界経済の崩壊を目の当たりにしています。
経済の状態は社会的にも大きな影響をもたらします。まず失業率が上がると凶悪事件の数と自殺率が増加します。
今、私たちは世界経済崩壊の現場にいます。これは過去3年間言い続けてきたことです。その時人々は「頭がおかしくなったのではないか」といいました。「荒野の裸の王子」とも。今こうやって「荒野の王」と書いたTシャツも着ています(笑)
2012年にこのようなことが起こると予想したものはいませんでした。まだそういう兆候はなかったのです。今、どの町に行っても経済状況の影響を見て取ることができます。有名な経済評論家も、今回の状況は巷の人々にまで及ぶだろうと言っています。そして今サタンがやりたかったことをしようとしています。それは人類を支配する、世界的で巨大な中央集権・独裁権力の構築です。
堕落した、サタン的な国際連合が主導しています。お父様も国連をカインUNと呼ばれました。それを独裁的な宗教のトップであるローマ法王が支持しています。気候変動など様々なものは結局お金集めに他なりません。世界人類に税を課すのと同じです。二酸化炭素排出問題にしても貪欲な人類はその代償を支払わなければならないというのです。これがいわゆる「エリート」たちの考えることです。こうして今、世界が艱難の時代に入ったことを知りました。
艱難の時代において、このみ言の重要性が際立ちます。というのも、艱難の時代、誰しも恐ろしいでしょう?先が予想できないからです。一生かけて蓄えたものが一瞬で消えることもあるのです。
ヨーロッパでは過激なイスラムの流入が止まりません。もちろんそのすべてが過激なわけではありません。しかし10%は過激な思想を持っているでしょう。サウジアラビアのワッハーブ派を背景とする者たちです。先週は十字軍の歴史を学びました。ムスリム(イスラム教徒)による奴隷貿易の性格が(西洋とは)まったく異質なものであることを知りました。
恐怖に取り囲まれているというのです。み言にあるように、神様がわたしたちに下さったのは、臆する霊ではありません。臆する霊はサタンから来ます。だから臆する霊と授受作用するとき、サタンに所有されたも同然です。サタンに主管されるというのです。
お父様が予言された通り、お母さまはお父様に背を向けました。新たに堕落の四位基台を考案し、独生女理論を構築。今や数々の公的な席上、二千年キリスト教の歴史は再臨主である独生女を迎えるためのものであったと公言してはばかることがないのです。
これは異端というよりもレズビアン神学です。神様の種のない女性の花婿が来る。そしてすべての女性は彼女と結婚しなければならない。こうしてレズビアン神学が成立します。一方夫は男女ともに交わらなければなりません。家庭連合の男たちはバイセクシャルになるのです。なぜなら妻が女性と交わるのですから。文字通りサタンの三位基台造成です。最も忌まわしいものが造りだされるのです。
これは非常に危険なことです。この中に晒されていると魂の破壊は避けられません。どれほど神様と創造原理、結婚、四位基台に背いていることでしょうか。
再臨主は神の血統をもってこられます。これまで何度もお話ししたように、三日儀式と祝福は二千年のキリスト教神学が明らかにできなかったことを見事に明かしています。キリスト教神学では再臨主は「花婿」、「裁き主」、「王」、この三つの位相をもってこられます。だから私たちは花嫁(複数形)として主を受け入れるのです。また、「キリストの花嫁」は教会であるともみなされてきました。ですから私たちは皆、「キリストの花嫁」の立場に立っていると言えるのです。
ここで性別に関する混乱が生じることになります。例えばあなたがカトリックの僧侶であったとしましょう。あなたは現実として花婿であるキリストと結婚することになります。大きな問題が生じるでしょう。この件はキリスト教世界では不問に付されてきました。カトリック内部でホモセクシュアルおよび子供に対する性暴力が頻繁に起こるのも理解できます。
キリストの「花嫁」であることを重要視していくと、プロテスタントの聖職者も性的自覚において混乱し、ゲイになってしまいます。
キリストの花嫁として花婿キリストを待つという考えがこういう混乱を生むのです。これが継続してずっときました。
ですからお父様が祝福を始められ、三日儀式を定められることにより、神様との関係において、その位置関係を絶対的に明確にされました。
「キリストの花嫁」とは一体何であるのか。
三日儀式で明らかです。神様の祝福を受けた時点で、女性は堕落エバの立場からキリストの花嫁、復帰されたエバの立場に立ちます。キリストの花嫁が女性ですから、これはごく正常なことでしょう。
一方で夫は堕落した天使長の立場から神の息子の位置に戻らなければなりません。息子はその父親の種を宿す体です。息子は父親の種を持っているのです。ですから偽りの種を与えた堕落天使長の立場から、神様の種をもつ神の息子に帰るのです。こうすることで、神様の体であるキリストと肉体的にも一つになることによって、夫は神様の血統を持つ神の息子となり、妻は夫を通して神様から愛されるべきキリストの花嫁となるのです。
この内容は、その原理においてお父様が絶対性、聖婚について語られた内容と完全に一致しています。結婚生活における聖なる貞操、聖なる性。
結婚前の独身時代は神様の息子、娘として存在するのです。このように位置が明確です。「性」において曖昧なところが一つもありません。『自分は戦士で男だけれども「花嫁」になるのか』などという問題が起こりません。キリスト教世界における同性愛の原因が実はここに潜んでいました。
こうしてすべての位置が明確になりました。これがなければキリスト教の底流には常に同性愛への志向性が潜み続けるのです。神様の憎むべきものです。
祝福式と三日儀式がどれほど大きな力を持っているのかわかりますか。
マクロとミクロにおける摂理の進展をみるとき、そこに強い関連性があることがわかります。私たちが独裁と正当性なき権力に対して強く戦えば戦うほど、一般社会でもプロテスタントに属する人々が立ち上がってその声を上げ始めるのを見ることができます。トランプ氏など、色々な所から声が上がるのです。
イスラム過激派やキリスト教を憎む急進左派などが将来、善なる世界を築くことは絶対ありません。彼らはカトリックのような独裁体制を持つ宗教はまだ容認するかもしれませんが、とくにプロテスタントを攻撃します。それは権力を徹底的に分散しているからです。
プロテスタント信仰だけが、過去200年、人類が享受してきた自由を造りだしたのです。地方分権、一極集中しない権力構造、これらは一体どこからきたのでしょう。神様との直接な関係を重要視するプロテスタントの伝統から起こったのです。カトリックではありません。カトリックはこれまで、ファシストを支持し、ヒットラーをさえ指示した歴史があります。なぜなら自分たちも中央集権だからです。現在、サタン側の世界政府の構想を支持しています。
しかしこのプロテスタントは左翼から徹底的に憎まれています。プロテスタントは反抗的だ、頭がおかしい、さまざまな政策に反対する、へそ曲がりで従わない、などと毎日のように攻撃されています。だからこそ自由の基礎を造りだしたというのです。力が分散された組織を外から一掴みに主管することは難しいということです。
大崩壊のとき、人々の資産が一瞬に消えるような時代、実際、多くの経済評論家は今回の経済危機は、大恐慌(1930)よりも厳しいだろう、その影響は一人一人の生活にまで及ぶだろうといっています。 今アメリカ国民の51%が給料ぎりぎりで生活しており、新たな統計によると中流家庭が過半数を割って49%になったということです。アメリカ史上、中流家庭の割合が50%を切ったことは過去にありません。(アメリカは)衰退しているのです。
将来は明るくありません。
しかしここで知っておかねばならないことは、艱難の時代は神様の栄光の前兆であるということです。キリスト教徒は処刑され、牢に入れられました。しかしそれはいつまでも継続することはありませんでした。今も攻撃を受けていますが、それは続かないということです。その迫害こそ主を迎える場を用意するのです。そして神の栄光の下、御力と権威をもってサタンの偽りの権威をすべてこの地から拭い去られるのです。
この艱難の時代に備えることは必要ですが、臆する霊に麻痺されてはいけません。艱難はキリストの来臨、神の国の到来の証です。
聖書は艱難の後キリストが来られる様子を描いた部分で、「その着物にも、そのももにも、『王の王、主の主』という名がしるされていた。(黙示録19:16)」という箇所があります。考えてみれば「もも」に書かれているというのは不思議です。なぜ「もも」なのか?
ここにいる、ある若者が「ももは、ももの内側のことである」と啓示を受けたそうです。ももの内側は種に近いのです。神様の種です。ギリシャ語でスペルマ、英語でスパーム(精子)のことです。ではその種は生きた細胞です。父親が何者か、ということのすべての情報を備えています。
キリストの正体が「もも」に書かれていたというのです。
今週、国進兄さんが来たとき、お父様のお写真を見ておもしろいことを言いました。
「写真を見てごらん。お父様のももに三大王権の名前が書かれているではないか。」
私もそれを聞いてたいへん驚きました。それは意図したことではありません。私たちはただお父様の顔や胸に書くことを避けただけでした。この三代王権はお父様御自身が用意されたものです。ここから自由と責任にもとづく天一国憲法も生まれました。
ますます悪化する国際情勢、迫害の激化、イスラム過激派の台頭、すでにヨーロッパで起こりつつある文明間の衝突、確かにこれらは現実に起きています。しかし神様の栄光と王国の到来があることを忘れてはなりません。良くなる前に、一旦悪くなることも必要でしょう?
天聖教143
私が監獄に入って手錠をかけられて暮らす立 場に立ったとしても、「私」を拘束させ得ない愛があるのです。私が腰を曲げ、眠ることのできない立場にあると きに、夜に起きると手が光を放っていたのです。なぜ光るのでしようか。神様が抱いてくださっているからです。 それが分かったのです。ですから暗い部屋でも光を放ったのです。…私の神様は愛の神様なので(す)
このみ言はこの部分と通じます。
2テモテ(1:10)
キリストは死を滅ぼし、福音によっていのちと不死とを光の下に示されたのである。
神様を讃美するとき超自然的世界に入って行く、超自然圏に入って行く。そこで神様と親しく交わることができるのです。迫害のさなかにありながら歌って感謝することは人には狂ったように見えるかもしれません。
「確かに、この世では苦難と悲しみが山ほどあります。 しかし、元気を出しなさい。 わたしはすでに世に勝ったのです。(ヨハネ16:33)」聖書にもこうあります。
苦難の時こそ、真の信仰者、神様の息子、娘にとって喜びと神様の御力を求める時です。これが重要です。世界の崩壊が進んでいく中においても神様を讃え讃美歌を歌い続けるのです。讃美歌はただの歌ではありません。暗闇の中で神様に捧げる魂の叫びです。
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