血統を中心として統一をもたらす。―2019年1月20日日曜礼拝ティム・エルダー(その1)

Sunday Service   January 20  2019   Unification Sanctuary  Newfoundland PA on Vimeo.png

2019年1月20日日曜礼拝ティム・エルダー

 

翻訳:BAMBOOS

エゼキエル書37章に行きたいと思います。章の最初の部分にある骨の価値のことで有名ですが、15節以降の2番目の部分から読みたいと思います。

15:主の言葉がわたしに臨んだ、16:「人の子よ、あなたは一本の木を取り、その上に『ユダおよびその友であるイスラエルの子孫のために』と書き、また一本の木を取って、その上に『ヨセフおよびその友であるイスラエルの全家のために』と書け。これはエフライムの木である。17:あなたはこれらを合わせて、一つの木となせ。これらはあなたの手で一つになる。18:あなたの民の人々があなたに向かって、『これはなんのことであるか、われわれに示してくれないか』と言う時は、19:これに言え、主なる神はこう言われる、見よ、わたしはエフライムの手にあるヨセフと、その友であるイスラエルの部族の木を取り、これをユダの木に合わせて、一つの木となす。これらはわたしの手で一つとなる。20:あなたが文字を書いた木が、彼らの目の前で、あなたの手にあるとき、21:あなたは彼らに言え。主なる神は、こう言われる、見よ、わたしはイスラエルの人々を、その行った国々から取り出し、四方から彼らを集めて、その地にみちびき、22:その地で彼らを一つの民となしてイスラエルの山々におらせ、ひとりの王が彼ら全体の王となり、彼らは重ねて二つの国民とならず、再び二つの国に分れない。23:彼らはまた、その偶像と、その憎むべきことどもと、もろもろのとがとをもって、身を汚すことはない。わたしは彼らを、その犯したすべての背信から救い出して、これを清める。そして彼らはわが民となり、わたしは彼らの神となる。24:わがしもべダビデは彼らの王となる。彼らすべての者のために、ひとりの牧者が立つ。彼らはわがおきてに歩み、わが定めを守って行う。25:彼らはわがしもべヤコブに、わたしが与えた地に住む。これはあなたがたの先祖の住んだ所である。そこに彼らと、その子らと、その子孫とが永遠に住み、わがしもべダビデが、永遠に彼らの君となる。26:わたしは彼らと平和の契約を結ぶ。これは彼らの永遠の契約となる。わたしは彼らを祝福し、彼らをふやし、わが聖所を永遠に彼らの中に置く。27:わがすみかは彼らと共にあり、わたしは彼らの神となり、彼らはわが民となる。28:そしてわが聖所が永遠に、彼らのうちにあるようになるとき、諸国民は主なるわたしが、イスラエルを聖別する者であることを悟る」。

このみ言には大きな希望を感じます。というのも、統一のメッセージだからです。神様が統一をもたらすというメッセージです。神様はダビデを中心として統一されると言っておられます。ところが、エゼキエルはダビデ王が死んだずっと後で書いています。ダビデが死にソロモンが死んでから、バビロニア捕囚の頃にエゼキエルは書いています。

ユダヤ人はバビロンに連れて行かれ、中東の各地に散らばってしまいました。彼、また神様がダビデと言っているのは、来るべきキリスト、来るべきメシアのことを言っています。バビロン捕囚の後、ユダヤ人に王はいませんでした。この時まで王がいないことはありませんでした。

イエス様が来られましたが彼らは受け入れなかったので、王となることはできませんでした。そしてお父様は王の王として来られました。受け入れたのは数少ない人たちでしたが、それは増えていくでしょう。多くの人が人生の中でお父様に触れました。お父様に祝福を受けた人多くのたちは今散り散りになり、ある種の捕囚のような状態にあります。しかし、この聖句が示しているのは、神様は統一を生み出すということです。

今のところ統一は不可能のように思えます。家庭連合ことHSA(Holly Spirit Association)は、統一マークを使ってはならないと言って我々を訴えています。また彼らは郭グループも訴えて、盗んだお金を返しなさいと言っています。また我々は、HSA、家庭連合が天一国という言葉を独占的な商標として登録して、他の者が使用できないようにしようとしていることに反対しています。

こうした法廷闘争が続いており、我々は戦っていますので、統一は不可能のように思えます。しかしこの聖句は、神様が統一をもたらすことを示しています。何を中心としたものでしょうか?エデンの園には統一がありました。エバと天使長との間にも統一があったのです。エバとアダムの間にも統一がありました。しかしそれはサタンを中心としたものであったので、全てが間違ってしまいました。

しかし神様は、ご自分の血統を中心として統一をもたらします。ダビデというのはキリストとその血統を示すものです。というのも「永遠に」と言っているからです。永遠ということは、世代にまたがってということです。

「あなたは一本の木を取り、その上に『ユダおよびその友であるイスラエルの子孫のために』と書き、また一本の木を取って」とあるように、神様はエゼキエルに2本の木を持たせますが、これらは2つの部分を表していました。大きな意味では、カイン側の世界とアベル側の世界と見なすことができます。

世界のこの2つの部分が神様を中心として合わさろうとしています。「あなたはこれらを合わせて、一つの木となせ」とあります。このエゼキエルの見た幻はまだ実現していないということを思い出してください。実現しなかったのは、神様の血統がこの地上になかったからです。

何度も人々が統一を試みたことがありました。トップダウンでの統一とボトムアップでの統一の両方を試みましたが、誰も世界の人々を統一することはできませんでした。それが今可能になっています。なぜなら神様の血統はこの世に存在しているからです。統一するための中心があるということです。それなしには真の統一は絶対にできず、存続する統一となることは決してできません。他のことに基づいた統一は続きません。しかし神様の血統、キリストの血統を中心とした真の統一ができればその統一は永遠に続くことができ、歴史上初めてこのエゼキエルの見た幻が実現することが可能になります。

「わたしはイスラエルの人々(注:引用された英語の聖句ではchildren:子)を、(その行った国々から)取り出し、」とありますが、「イスラエルの子」とは選ばれた人たちです。現在神様が祝福された、真の父母を通じて祝福を与えた全ての人です。イスラエルの子は、世界のどこにいたとしても神様が触れた人たちです。神様はそんなに簡単に諦めはしません。

神様は実際こう言っておられます。「逃げてもいいが私から隠れることはできない。あなたがどこにいるか分かるし、何をしているか分かる。あなたは今も私のものだ。私があなたに祝福を与えた。たとえあなたが祝福を否定しても、あなたは私のものであり、私は決してあきらめない」。

神様と一緒にいたいと思わず、放っておいて欲しいという人を知っています。しかし残念ですがそうはいきません。神様はあなたにしがみついてきます。あなたの心の中で何が起こっているかご存知です。神様は全ての人の心の中で働いておられます。それは祝福を受けた人だけでなく、統一原理に触れたことのある人も全てです。

何万、何十万という人が生涯の中で、統一原理に触れています。様々な理由から別の道を選んだかもしれませんが、神様は諦めないのです。なぜならここでイスラエルの子を取り出すと言っておられるからです。それは選ばれた人たちのことです。「わたしはイスラエルの人々を、その行った国々から取り出し、四方から彼らを集めて、その地にみちびき」ですから、どこにいたとしても自分のところに取り戻すのです。

それが、神様が行おうとしている驚くべき奇跡です。また今それを行っておられます。人々が来ています。チーフがマディソン・スクウェア・ガーデンでお父様に触れたことを知っています。そして彼は今ここにいるのです。他にも自分の両親がお父様を知っていたという人も来ています。

ですから、長年の間にお父様に触れたことのある人は誰でも集められます。それは彼らが選ばれたからです。偶然お父様のところに来た人は誰もいません。お父様が私たちを導いたのです。一度我々の心に種を植えると、サタンに我々を永遠に明け渡すことはありません。「その人は私が選んだ。私のものだ。その人を諦めない」と言われるのです。

みなさんの友達や家族で家庭連合や郭グループに留まっている人がいるかもしれませんが、神様は知っておられます。そしてそのような壁を壊し、彼らをそこから出して自分の土地に連れて行きます。自分の血統に連れて行きます。

神様はただそばに立って、我々が全てを行うのを待っているのではありません。ご自分の95パーセントを行っています。我々の5パーセントの責任分担に干渉せずに、できることを全てやっておられるのです。ですから我々は、神様がそれを行っており、我々はそれを知ることができるということに信仰を持つだけでなく、確信を持たなければなりません。状況が変わらないと言って落胆しないでください。変わろうとしているからです。人々の心は変わりつつあります。

「その地で彼らを一つの民となしてイスラエルの山々におらせ、ひとりの王が彼ら全体の王となり」。一人の王が全体の王となります。神様は我々に王様を与えました。二代王を与え、未来の三代王を与えました。その王が全体の王となります。神様がそう言っておられます。

そして「彼らは重ねて二つの国民とならず、再び二つの国に分れない」とあります。いったん神様を中心とした統一がなされれば分裂はなくなるということです。

「彼らはまた、その偶像と、その憎むべきことどもと、もろもろのとがとをもって、身を汚すことはない」。神様は彼らが今崇拝している偶像から引き離します。その偶像がある人物であっても、お金であっても、また自尊心であっても。神様が我々から取り去ってしまう必要のあるあらゆる偶像があります。これを行うから見ていなさい、と言っておられるのです。

「わたしは彼らを、その犯したすべての背信から救い出して、これを清める。そして彼らはわが民となり、わたしは彼らの神となる」。今度は清めるというのです。但し書きがあります。清めるというのは過程です。細かいことがあるのです。人が神様の下に来る時、清めの過程を通過する必要があります。全ての人が清めの過程を通過する必要があります。

祝福を失った人は清めの過程を経る必要があり、多くの場合1世の祝福としてやり直さなければなりません。これは少なくとも神様と共に受ける清めの過程です。聖酒を飲んで1世の祝福を受け、40日聖別、3日行事、蕩減棒といったことを全てやり直さなければなりません。しかしそれは新しい出発です。その子供たちは2世となります。

基本的には多くの段階を前進するために1歩下がるということです。ですから人々がそのような清めを通過するのは問題ありません。残念で痛ましいことですが必要です。しかし神様から離れるよりは確実にましです。清めには我々の側の5パーセント責任分担がたくさんあります。シャワーを浴びるとか風呂に入るということではなく、真の父母を通じて神様が備えた過程があります。

つづく

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 チーフ(トム・バーク)の証 11月11日日曜礼拝

11月11日はアメリカの祝日 退役軍人の日・Veterans Dayということもあり、アメリカNFサンクチュアリ教会のメンバー、トム・バーク(通称チーフ)が18分間の証をされました。
*トム・バーク氏は現在83歳で、アメリカ陸軍特殊部隊グリーンベレーの第1期としてベトナム戦争を戦いました。ネイティブアメリカン。

翻訳:Harry

トム・バーク(チーフ)の証

お集りの皆さん、私の友人の皆さんすべてに挨拶します。
ここに来れてうれしいです。
思えば色々なことがありました。
(奥さん?を指して)若い女性が大勢いるからといってそんなにムキにならないで、私は道を逸れません。あれが私の守護天使です。彼女が私をここに連れてきてくれました。

(クック牧師に)素晴らしい音楽をありがとう。

時たまここで、脳の腫瘍の話から、あれこれしているのですが、別の病気の話をすると、最近では痛風にやられました。(病気と)戦い続けるのもうんざりです。脳の腫瘍は消えたのですが、その理由が分かりません、お医者さんにもわからないのです。(会場の声にこたえて)そうそれです。日曜に私たちの牧師(二代王)と王妃から、またここの人たち全員から祈りの恵みを受けました。この祈りが・・・皆さんの祈りが届いたようです。この私を見てください、皆さんの祈りが聞き届けられたのです。アメイジング・グレイスの歌詞にもあるでしょう。

「私のような哀れな者までも救ってくださる」

ここにその「哀れな者」がいます。わたしは83才です。色々なことを経験しました。ニューヨークで(空軍の)軍務に随行していた時のことです。あるパイロットにあったのですが、話しぶりから何かとても怒っているようでした。怒鳴るし、わめくし・・・

私は空軍所属で日本の横田にいる兄に電話しました。兄はB29爆撃機に乗って朝鮮半島で爆撃し、ソウルで中共軍を爆撃していました。ソウルで韓国の人を解放するために行った爆撃の現場写真を見せてくれました。そこで兄に言いました。

「僕は神様について話を聞きたかっただけなのに、そのパイロットは僕に向かって激怒しました」

兄は「強調したいときに彼はいつもそうするんだろう」と答えました。(笑)

兄は日本人の女性と結婚するところまで行ったのですが、しかし軍の命令でどこに行くか分かりません。結局、アメリカに帰国することになり、その話は消えました。ソウル爆撃に使った兄の爆撃機をつかって原子爆弾をイギリスに運ばなければならなかったからです。ヨーロッパ防衛が目的です。(朝鮮戦争の)戦闘が終わった後、すぐに原子爆弾を運んだのです。おそらく上はその飛行機の性能が良いと見たのでしょう。

今日は特別な格好はしていませんが、それは今日(退役軍人の日、ベテランズ・デー)の日は私一人にとって意味があるものではなく、別の誰か一人に意味のあるものでもないからです。この日は、見逃されていますが、私にとって「家族」に関わる記念日だと思うのです。なぜなら軍人はひとりで戦うのではないからです。

今日(11月11日)フランスでも大統領が第一次世界大戦100周年の記念式を行っています。(訳注:11月11日は「1918年休戦記念日」でフランスの休日)
第一次世界大戦はすべての戦争を終わらせる戦争だといわれました。忘れてしまった人のために言っておきます。

第一次世界大戦について思い起こせば、私の父がアメリカ・ヤンキー師団の一人としてパーシング将軍のもとで参戦しました。私がリタと出会った時、彼女のお父さんはその戦争でレインボー師団(アメリカ第42歩兵師団)の一員でした。彼の身体からはガソリンのにおいがしたものです。悲惨な戦争でした。このときに機関銃が発明され、この発明で戦争はなくなると言っていました。ガトリング砲が戦争をなくすといったのです。またヘンリー銃の発明で戦争は終わると言っていました。しかしどれも戦争を終わらせることができませんでした。この絵で家族について話をしたいと思います。

Sunday Service November 11 2018 Unification Sanctuary Newfoundland PA oddn Vimeo

そりの上に座っている少年が私です。兄が後になって描いた絵です。私が頼みました。真珠湾攻撃を受けた12月7日のあとの日曜日の風景です。この絵の中の6才の私が何かしていると、兄が来て、その後ろから父が家に連れて帰ろうとしています。ちょうど後ろが私たちの家です。この丘をエコーの丘と呼んでそり遊びをしました。日曜の午後になると近くの農園から来た若い男女であふれていました。そり滑りにもってこいだからです。母がみんなのためにドーナツやチョコレート(ココア)を作ってくれました。おけ一杯にココアを作ったのです。そうして古き良き時代に楽しい時をすごしました。そこでは一番幼いもの、若い子供たちが得をしました。大きな兄さんたちが、丘の上まで何度でも運んでくれたからです。
私もそこでは甘やかされたのです。顔に雪が付いたら、少女がやってきてそれをぬぐってくれるのです。甘やかされた「ガキ」でした。
しかしいつまでも甘やかされていた訳ではありません。皆、戦争に駆り出されて兄と私で農園の世話をしなければならなくなったからです。

日曜の午後の皆がいなくなりました。この12月7日以後の日曜の風景について本を書きたいと思っています。誰もいなくなったのです。戦争に行くか、兵隊になる登録をしてやがては戦争に行くのです。女の子たちはどこに行ったのでしょうか。男たちが全員、戦争に行ってしまえば、女の子たちは工場で働くのです。ちかくにはGEもあったし様々な工場がありました。

男女ともにいなくなったのです。そして配給手帳というものが配られました。好き勝手に買い物ができなくなったのです。夜になると灯火管制が敷かれて、農場の窓にも黒いカーテンを付けました。ドイツの落下傘兵が来るかもしれないと心配したからです。ドイツの落下傘兵は来ませんでした。しかしドイツ兵が潜水艦でロングアイランド沖からニューヨーク市にやってきて侵入しました。大勢の人が住んでいるので攻撃には格好の地です。FBIがいい仕事をして一斉検挙しました。そして戦争終了後にアイゼンハワー大統領が軍隊方式で次々と彼らを公職に就けたのです。素晴らしい大統領でした。現在も素晴らしい大統領がいます。

日本も潜水艦を使ってサンフランシスコを攻撃しました。精錬所などを攻撃しようとしたのです。日本軍も砲撃して小さい島を占領しました。アメリカ軍はそこに兵を送り込んで日本軍を排除しなければなりませんでした。これがアメリカ本土に最も近づいた例です。

日本が真珠湾攻撃の後、すぐに西海岸に上陸して大攻勢をしなかった理由は、ヤマモト将軍(山本五十六司令長官)が、意気込んで「我々の海軍でアメリカ本土攻撃を仕掛けよう」と興奮する士官たちにこう言ったからだといわれています。

「草の葉の1枚1枚の背後には銃が控えていると思え」     (拍手)

皆さんは「鉄の杖」をもっている。ここが、われわれが恵まれているところです。(亨進ニムは)フットボールコーチのようにわれわれを引っ張って競技フィールド内に入れるのです。そうして生命を取り戻す。だから皆さんは「鉄の杖」をもつのです。聖書にもあります。テモテ第二の手紙第3章です。

次の写真です。

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これが私です。ここにも「鉄の杖」があります。この銃は、銃身が燃え尽きても構わないなら、1分間に500発撃てます。3006キャリバーです。1919年では標準だった型です。

次の絵です。

Sunday Service November 11 2018 Unification Sanctuary Newfoundland PA on Vimeo

農場です。私の家の農場で、私の兄が描いた「ゴースト」という題の絵です。(左の)ブランコをよく見ると、小さな人が乗っています。背後を見てください。戦争中に私たちが植えなければならなかったものです。どんな食べ物でもできました。食料配給券も社会保障もありません。食べ物のない人たちには私たちが栽培したトウモロコシやジャガイモがありました。そこである種の社会生活を味わうこともできました。学校ではダンスもあるし― 私はダンスが好きではありませんでしたが・・・。農作業が忙しかったのです。絵の中で土を耕しているのが私です。馬を操って耕しています。私はまだ幼かったのです。耕しながら、この少女をダンスに連れていくことになっていました。その時突然バランスを崩して、スキの取っ手が傾いて倒れました。そのおかげで目の周りにあざができました。花まみれ泥まみれになった後それをはたいてダンスに行きました。そこのポーランド系の大男(少女の父親)がいました。そしてこう言いました。

「うちの娘はケンカをするような奴とは一緒に行かせない」

スキの取っ手での打撲なんですが。それを信じてくれませんでした。シャーロット(ノースカロライナ)での小さな思い出です。

原生林の中に小さな茶色の教会がありました。そこに人が集まりたくさん歌をうたいました。そうこうしているうちに、次々と電報が届くようになりました。

郵便配達夫が電報を届けるのですが、中身は何かというと、「残念ながらお宅の息子さんは戦闘中に亡くなりました」というものです。配達夫は慰めの言葉をかけますが、必ずしも全員が穏やかでいることなどできません。配達夫はウエスタンユニオン電信社の仕事をしているだけなのですが、直接家族に訃報を届けることはつらい仕事です。幾度も行き来する配達夫と、パイを運ぶ私は一緒に歩いて私は家に帰ったのですが、ある日、郵便配達夫が泣きながらやってきて、2通の電報を私の母に手渡しました。そこで彼が言うには、

「もうこれ以上この仕事はできません。もう電報を渡して慰めの言葉をかけることができません。私の息子が戦死しました。」

しかも一人息子でした。昔は大家族が普通でしたが・・とても悲しい出来事でした。私たち兄弟は彼を家に招き入れて残りの電報は私たち兄弟で届けました。とても悲しい時でした。

だからこそ家族が大切なのです。何百万人の軍隊をつくることはできるでしょう。しかしその背後には3千万4千万人のいとこまで含めた家族がいるということです。戦争に参加するのは兵士だけでなく、家族を含めた全員が参加しているのです。

「犠牲」は兵士だけが払うのではありません。私たちは幼かったので戦争で殺されるとは思いませんでした。他の人が行くだろうと。そのように考えてはいけません。戦場には無神論者はいません。戦場で傷つき死にそうになった者たちが口々に叫ぶのは「神様!」であり、時には「お母さん!」です。誰も猿になりたいとは言わない。

先週、ショーン牧師(二代王)が言っていましたが、20万ドル借金して学位を取った果てが「みんな猿だった」ですか。

すべては家族に懸かっているのです。家族全員が軍務についているといえるでしょう。車を運転していて「息子が軍務についています」というステッカーや赤い縁取りの青い星と白い小旗のステッカー、あるいは金の星が付いているステッカーを見るとき、それは電信社から来た電報を象徴しているのです。

1943年家にも1通届きました。一人の兄の乗った爆撃機がハンブルグで落とされました。戦車の製造を止めようと、ボールベアリング工場を爆撃していました。母親がその電報を開けたときのことを忘れられません。

今日心に留めてください。兄弟姉妹、その子供たちにとっての家族。
皆さんができる最良のことは、正しい時に、正しい場所で、正しい人と共に神に祈ることです。

どうもありがとう。神の祝福がありますように!

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