神主義が出て来て働き始める-11月26日文亨進様【英語説教のポイントその1】

The Unmovable Kingdom   November 26  2017   Rev. Hyung Jin Moon   Unification Sanctuary  Newfoundland PA on Vimeo.png

 「揺り動かされない王国」

The Unmovable Kingdom

2017年11月26日

翻訳:BAMBOOS

(Vimeo 30:53)
ヘブル人への手紙12章25節から29節を読みます。

(ヘブル人への手紙 12章25-29節)
25: あなたがたは、語っておられるかたを拒むことがないように、注意しなさい。もし地上で御旨を告げた者を拒んだ人々が、罰をのがれることができなかったなら、天から告げ示すかたを退けるわたしたちは、なおさらそうなるのではないか。26:あの時には、御声が地を震わせた。しかし今は、約束して言われた、「わたしはもう一度、地ばかりでなく天をも震わそう」。27:この「もう一度」という言葉は、震われないものが残るために、震われるものが、造られたものとして取り除かれることを示している。28:このように、わたしたちは震われない国を受けているのだから、感謝をしようではないか。そして感謝しつつ、恐れかしこみ、神に喜ばれるように、仕えていこう。29:わたしたちの神は、実に、焼きつくす火である。

今日はまず、トロントの心理学教授であるジョーダン・ピーターソンによる講義について話します。

聖書とキリスト教文明に関して、学問が大きく変わったことは驚くべきことです。10年、20年前には、学者はキリスト教や宗教をばかにし、神話だと考えていました。しかし、現在、科学者の25パーセントは神を信じていると言っており、80年代からすると大きな変化が起きています。当時は99パーセントが無神論者でした。

「科学者のコミュニティ」の中でさえ、甚大な変化があったのです。すべての証拠が知的な精神を示すものになっています。実体のない、時間と空間を超えた永遠の存在が、信じられないような知識を持っているというのです。

あらゆる数学的、不変の条件があり、宇宙をファインチューニング(宇宙初期設定の精妙なる調整)によってまとめており、すべてはランダムに配置されたものではないからです。電子や陽子といったものですべて繋がっています。

科学者が研究を深めるほど、宇宙には背後に知的な精神があると認められるようになっています。

(Vimeo 37:13)
今、客観性や唯物主義に基づいて宇宙を調べ、なぜそれが存在するのかという証拠を見つけようとする人たちでさえ、現実を直視せざるを得なくなっています。80年代、90年代には科学者が傲慢で、無神論を確信していましたが、それは考えていたほど確固たるものではありませんでした。

現在、トロント大学名誉教授のジョーダン・ピーターソンのような人が、キリスト教を称賛するようになっています。それでも自分たちはクリスチャンではないと言っています。

有名な無神論者の哲学者(アントニー・フルー)は、亡くなる直前に神様を信じると言い出しました。すると、無神論者のグループの人々は彼のことを裏切り者だと言いました。

今、学術界では、キリスト教に対する敬意が信じられないほど高まっています。ジョーダン・ピーターソンの聖書シリーズを強くお勧めします。彼は信者ではありませんが、聖書はとてつもなく素晴らしいものだと考えています。

彼は聖書をインターネットになぞらえて説明しています。つまりハイパーリンクされた文章のようだということです。彼はグラフを作っていて、それらが非常に数多くの様々な色のアーチを形作っています。それで、聖書が相互にハイパーリンクされていることを示しています。すべての言葉が他の言葉にリンクされています。実際にクリックできるハイパーリンクではないだけで、あらゆるコンセプトが他の様々なコンセプトにリンクしているのです。

聖書自体がそのように内部で相互に関連を持っており、それがどのようになっているかをまるで芸術作品のような図で示しているのです。

しかし、それだけではなく、私たちも指導を受けましたが、基本的には宗教に対して、特にキリスト教に対してあざ笑うかのようなハーバードの歴史的な批判手法の提唱者に対して、とても批判的なアプローチを取っています。

(Vimeo 45:11)
あらゆる権力構造は私たちに嘘をついてきたのであり、教義の中で本物のサタン主義が栄える空気を作り出し、実際のサタン主義に気づいているかどうかに関わらず、霊的存在としてのサタンを信じるかどうかに関わらず、それとは無関係に、政治的なサタン主義が実際に栄えることのできる環境を作り出しています。

それは、5,400万人の赤ちゃんを殺すという中絶のことであり、実際に人間を犠牲にして殺すという、本当のサタン主義者が望む文化を受け入れているということです。そして性的に逸脱した形態、同性愛の政策、トランスジェンダーの政策、性同一性障害の政策のための環境を作っています。私がこういう話を、毎日大声でまくし立てていると感じるでしょう。

しかしこれが、私たちが現在生きているシナリオであり、神主義が出て来て働き始める背景なのです。神主義が重要なのはそれが正反対だからです。神主義は、本当のサタン主義が存在できるような文化、文明、空気というものを許すことはできません。

そしてもちろん、自由、主権、責任、そして神を愛し隣人を愛する文化です。神様と隣人を愛するので、訓練することができます。羊を守る牧羊犬になることができます。

このような文化が、もちろん憲法がその代表ですが、天宙的なレベルで起きている本当の戦いです。

今話していることはすべて、27節のことであり、「震わされ」ても「震われない国を受けている」ということです。心の中にある王国であるというだけではなく、終わりの時には地上の実際の王国となります。

クリスチャンであるなら、イエス様が再臨して王国を築き、鉄の杖で世界を統治すると信じているはずです。クリスチャンとしては、民主主義自体を信じることはできません。なぜなら聖書に、王の王が再臨して王国ができると書いてあるからです。好色者、放縦な者、同性愛者は王国から追い出されるのです。

ですからクリスチャンであるなら、民主主義が理想世界の最終的な形態だとは言えません。お父様もいつもそのように言っておられました。

2008年のBBCの論文では、アメリカは既に寡頭政治の状態にあるとされていました。すでに民主主義ですらありません。

民主主義の現実として、長続きしないということがあります。なぜならある時点で、衆愚政治となり、多数派が少数派の意見を葬り去ることを決断するからです。

(Vimeo 55:15)
ピーターソン教授が、ロゴスについて話し合っているのを見つけました。西洋文明がロゴスに基づいて、どのように作られたかということです。それがなぜ興味深いかと言えば、聖書には「男と女は神様の形につくられた」とあるからです。すべての人間が神のような要素を持っている、という話が、5千年前に現れたということは、まったく狂ったことであるというのです。なぜなら、人類の歴史を調べると部族主義というものがたくさん見られます。そしてその中には二元論、二元的弁証法などといったものがたくさんあり、「我々」対「彼ら」というような考えがあります。

そしてユダヤ・キリスト教文化では、信者であろうとなかろうと、人間はやはり神様の似姿に作られています。犯罪者であっても、神様の似姿に作られているのです。古代の世界では、それは信じられないような言葉です。

例えばヒンズー教のカースト制を見てください。すべての人間は同じではありません。神様の似姿ではないのです。動物より悪い、最下層民がいます。これは、歴史を通じて一貫したものではありません。エジプトには、奴隷の階級と神のようなパロ(ファラオ)の階級がありました。

基本的にはあらゆる文明は、政治的サタン主義が具現化したものです。封建制であったり、共産主義であったりしますが、それは超エリート階級や天賦の、悟りを開いた階級といったより大きな原則に繋がっていきます。そしてそれがすべての人を支配します。

にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村

コメントを残す