2019年5月12日英語説教(3-最終回)

「イエスとヤコブの教会」

翻訳:BANBOOS

パウロはカルバンやこういう人たちが作ったパウロ像ほど極端ではありません。というのもパウロは、自らの多くの記述の中で道徳的であるべきだと言っているからです。

彼らは都合のいい部分を選別してもっとグノーシス主義的に見えるように、信仰義認的に見えるようにしています。そういう駆け引きをしています。しかし、イエス様を見て、ヤコブを見て、それからパウロを見れば納得できます。パウロが極端なカルバン主義者でないことが分かります。彼は極端な信仰義認的教義を教えていないのです。

信仰をより強調しているのは、新しく来た異教徒コミュニティの対応をしているためです。信仰は強調しても、何でもやりたいようにしなさいとは言っていません。姦淫しなさいとは言っておらず、何度もそうした行為を止めるように言っています。

初代教会では、現代のプロテスタント主義やカルバン主義、ルター主義を教えていないということです。初代教会は原理を教えています。それが初代教会の教えていること――血統、王権、(蕩減)条件です。

5パーセントの責任分担――それは原理で大きな問題です。お父様は主要な預言書と摂理歴史上の中心人物を全て分析されました。何によってかといえば、5パーセントの責任分担です。

アダムの5パーセント、エバの5パーセント、ノアの5パーセント、モーセの5パーセント・・・原理は常に5パーセントのことを言っています。 続きを読む

2019年5月12日英語説教(2)

「イエスとヤコブの教会」

翻訳:BANBOOS

(略)

使徒行伝21章の20節から行きましょう。

20:一同はこれを聞いて神をほめたたえ、そして彼に言った、「兄弟よ、ご承知のように、ユダヤ人の中で信者になった者が、数万にものぼっているが、みんな律法に熱心な人たちである。21:ところが、彼らが伝え聞いているところによれば、あなたは異邦人の中にいるユダヤ人一同に対して、子供に割礼を施すな、またユダヤの慣例にしたがうなと言って、モーセにそむくことを教えている、ということである。22:どうしたらよいか。あなたがここにきていることは、彼らもきっと聞き込むに違いない。23:ついては、今わたしたちが言うとおりのことをしなさい。わたしたちの中に、誓願を立てている者が四人いる。24:この人たちを連れて行って、彼らと共にきよめを行い、また彼らの頭をそる費用を引き受けてやりなさい。・・・

禁酒と一定期間の断食等を誓って、基本的に強い霊的な訓練を受けるということです。そしてその4人の費用も賄いなさいと言っています。自分自身も清めて、4人のための費用も払いなさいということです。興味深い章です。これについて教えられたことはありませんでした。

しかし確かに聖句の中で、ヤコブがパウロに、神様の律法を捨てていないことを証明しなさいと言っていることが分かります。

自分を清めなさいということは、霊的な訓練を受けなさいということです。言わば蕩減条件を捧げるということです。そういうことをやっています。このような異端の教えをしていないと証明するために、蕩減条件の証拠を示すということです。

(24節続きから)そうすれば、あなたについて、うわさされていることは、根も葉もないことで、あなたは律法を守って、正しい生活をしていることが、みんなにわかるであろう。25:異邦人で信者になった人たちには、すでに手紙で、偶像に供えたものと、血と、絞め殺したものと、不品行とを、慎むようにとの決議が、わたしたちから知らせてある」。

それで初代教会で何が分かるかというと、1番目に血統を重視している点です。プロテスタントの教会やカトリック教会はなぜ血統について教えないのでしょうか。初代教会は血統を大切にしていました。それが1番目、血統です。 続きを読む

2019年5月12日英語説教(1)

「イエスとヤコブの教会」

翻訳:BANBOOS

(前略)

マタイ7章を少しだけ見てみましょう。例となる聖句があります。マタイ7章15節に行きましょう。ここではイエス様が語っておられますが、ヤコブのような話をしておられ、極端なカルバン主義者のようなことは言っておられません。

15:にせ預言者を警戒せよ。彼らは、羊の衣を着てあなたがたのところに来るが、その内側は強欲なおおかみである。16:あなたがたは、その実によって彼らを見わけるであろう。茨からぶどうを、あざみからいちじくを集める者があろうか。17:そのように、すべて良い木は良い実を結び、悪い木は悪い実を結ぶ。

我々が真にキリストにあるなら良い実を結ぶはずです。悪い実を結ぶはずがありません。イエス様が実を何にたとえようとされているのかといえば、行動、行いです。

言い換えれば、イエス様に従っているのであれば良い行動も生み出さなければならないということです。それらがあなたを救うのではありません。しかし、それらはあなたという木の成長した自然の産物です。興味深いと思いませんか。

これは信仰義認の教義とは全く異なります。一度救われたらずっと救われるという極端なカルバン主義とは。ひどい実ができたらどうするのでしょうか。主はどうされるのか見てみましょう。

18:良い木が悪い実をならせることはないし、悪い木が良い実をならせることはできない。19:良い実を結ばない木はことごとく切られて、火の中に投げ込まれる。20:このように、あなたがたはその実によって彼らを見わけるのである。21:わたしにむかって『主よ、主よ』と言う者が、みな天国にはいるのではなく、ただ、天にいますわが父の御旨を行う者だけが、はいるのである。

「行う」という言葉を聞きましたか。イエス様が言っておられるのは、行動もしなければならないということです。父のみ旨も行わなければならないということです。一度救われたらずっと救われるということではないのです。 続きを読む

2019年5月5日英語説教(3-最終回)

2019年5月5日 日曜礼拝 英語説教

翻訳:BANBOOS

(略)

パウロは霊についても多く語りました。霊は全て純粋であり肉は全て悪だというものです。しかし聖書は常に復活の約束をしています。つまり、土から出てきて体が復活する、と人々が通常信じていることです。

神様の王国は地上にできるので肉体を持って住むことになります。しかし私は肉体的な物は全て悪いと思っていましたが・・・いいえ違います。神様は肉体そのものを悪いものとして作りませんでした。アダムとエバが堕落して、それが神様から離れてしまったのです。

「今日アダムを設計しよう。彼の肉体的な物は全て悪にする」。どこにそんな聖句がありますか。神様は人を作られてから、それは悪いとは言われませんでした。良いと言われました。

神様はアダムの霊を作りました。アダムの体も作りましたか。肉体は悪だと言われましたか。何と言われたのでしょうか。良いと言われました。肉体は良いものでなければなりません。神様の王国は物理的にできます。人々は物理的に住みます。肉体は本質的には悪ではありません。

パウロが霊は純粋で肉は悪だと書いたのを見て、人々はそれを極端なものとして受け取ります。肉は全て悪だと。それは極端です。聖書が言っていることではありません。神様は我々の体を悪にしませんでした。神様はそれが清く、純粋で良いものであって欲しいのです。ですから結婚という制度を与えています。また体は清く、純粋で、良いものになることができます。 続きを読む

2019年5月5日英語説教(2)

2019年5月5日 日曜礼拝 英語説教

翻訳:BANBOOS

ルカ13章20節に行きましょう。パン種のたとえがあります。

20:また言われた、「神の国を何にたとえようか。21:パン種のようなものである。女がそれを取って三斗の粉の中に混ぜると、全体がふくらんでくる」。

つまりイエス様ご自身が神様の王国を、パンを膨らませる働きのあるパン種に例えています。パンを素晴らしいものにするのを助けてくれるものです。パン種は聖句の中で悪とは限りません。罪を表すこともありますが、イエス様はパン種のことを、パンを活性化させるような働きを王国にもたらす物として説明しています。

つまり王国の福音はそのパンを活性化させ初め、全く異なる文化のような物を作り上げるのです。文化の菌のようなものです。王国の人々が菌だと言っているのではありませんが、まだ活性化しておらず準備ができていないこのものを活性化させ、作動させます。

まだ準備できていないところにパン種が入れられると、活性化して膨らんできます。

(略)

ところでヤコブは教会で最初の君主でした。彼はイエス様の兄弟でした。教会の最初の指導者でした。そのため使徒行伝21章では、パウロと、イエス様から教会のカギを与えられたペテロはどちらもヤコブに屈服していました。

ヤコブは彼らを叱責して、ナジル人(びと)の誓願に従わなければならないといった話をしました。それは厳しい修行の誓約のようなものでした。ワインを慎むといったことをして、精神修養をするようなものです。 続きを読む

2019年5月5日英語説教(1)

2019年5月5日 日曜礼拝 英語説教

翻訳:BANBOOS

ところでNRAショーは素晴らしかったです。45分ほどで216冊の本が飛ぶようになくなりました。信じられないことに1日目でなくなりました。

前回は1箱だけ持ってきました。それで十分だと思ったからです。それで3箱でも十分だと思っていました。すぐになくなってしまって話にならないほどでした。次は6箱ぐらい持って行かないといけません。本当にすぐになくなってしまったからです。

資金集めをしたことのある人は分かりますが、いつも人々から断られます。7割とか8割は断られる場合があります。

その正反対でした。アベル型の人たちです。神様が与えた自由や鉄の杖について話してみると、もうすでに彼らは羊飼いの文化の中にあります。

「イエス様のことは聞きたくない」などということはなく、彼らは「聞きたい」のです。216冊の本で要らないと言ったのは2人だけだったと思います。1パーセント弱というところでしょう。つまり99パーセントの人が是非聞いてみたい、もっと知りたいと答えたということです。

これまでと正反対の経験なのです。 続きを読む

2019年4月21日英語説教(2―最終回)

2019年4月21日 日曜礼拝 英語説教

翻訳:BANBOOS

(イザヤ書 59章)19:こうして、人々は西の方から主の名を恐れ、日の出る方からその栄光を恐れる。主は、せき止めた川を、そのいぶきで押し流すように、こられるからである。20:主は言われる、「主は、あがなう者としてシオンにきたり、ヤコブのうちの、とがを離れる者に至る」と。21:主は言われる、「わたしが彼らと立てる契約はこれである。あなたの上にあるわが霊、あなたの口においたわが言葉は、今から後とこしえに、あなたの口から、あなたの子らの口から、あなたの子らの子の口から離れることはない」と。

受け身のイエス様というのは偽物です。受け身のイエス様というのは嘘なのです。弟子たちはみな武装していました。弟子がローマ兵士の耳を切り落としたのです。――ペテロが。

教会の受け身の異端が西洋のキリスト教を悪化させ、弱くて軟弱な多文化主義者の嘘つきの巣窟にしました。自分たちの父が誰なのか忘れてしまいました。父を恐れていないのです。国と結婚しました。

父親というのは愛情あふれる優しさに満たされているだけでなく、激怒することもあります。そして最大の権威があります。

受け身のイエス様は嘘です。そしてキリスト教は再び勇敢にならなければなりません。それが世界の唯一の希望です。過激なイスラムを本当に止めることができる唯一のものです。歴史的にはそうしてきました。

キリスト教を再び偉大にしましょう。

それは王と王妃、聖職者によって、神様を信じる人たちによって始まります。なぜ初代教会で・・・なぜ彼らはヤコブを殺そうとしたのでしょうか。ヤコブは原始教会で王冠を被っていました。 続きを読む

2019年4月21日英語説教(1)

2019年4月21日 日曜礼拝 英語説教

翻訳:BANBOOS

良い行いが救いをもたらすのではありません。しかし、ヤコブが語ったように・・・。我々はヤコブについて驚くべきことを発見しています。ウィリアムズ博士と我々は原始キリスト教について研究しました。

ヤコブはイエス様の兄弟でした。ヤコブを中心としてできた初代教会も王国としての教会を作ろうとしました。ヤコブは実際に王冠をかぶっていました。

ヤコブの信条は信仰だけによるものではありませんでした。ヤコブの手紙の中で彼は、行いのない信仰は死んでいると書いています。それは信仰だけを重視する人たちを動揺させるものです。

「行いは必要ない。一度救われたらずっと救われるし、神様の前でいつでも罪を犯してもいい。それでも救われる」というような考えの人たちのことです。

それは違います。救いが失われることはあります。それでヤコブは行いのない信仰は死んでいると言っているのです。なぜなら、キリストを信仰しているのであれば、内面からすっかり転換されて、自然とキリストを喜ばせることを行うからです。すると行いが出るようになります。

行いで救われるのではありませんが、行いは信仰の証なのです。 続きを読む

2019年4月7日英語説教(2―最終回)

2019年4月7日 日曜礼拝 英語説教

翻訳:BANBOOS

ピッツバーグ・パイレーツという野球チームのことでひどい話があります。試合の直前に全員を立たせました。それで癌に対抗するという署名をさせたのです。スタジアムの全員がこう復唱させられました。「私や私に関係する人はいずれ癌に侵されます」。

全員に復唱させたのです。なんという狂った話でしょうか。要するに自分は癌になると宣言しているのです。そこにいた人から聞いた話です。癌と戦う財団が全員を立たせて、癌との一致団結した闘いとしてこれを宣言するよう求めたのです。自分か自分の愛する人はいずれ一生のうちで癌に侵されると。まるで地獄からの合唱のようです。

みんな「私は癌で死ぬ。癌よ、私を殺せ」と言っているわけです。なぜそれに従うのでしょうか。

そこに牧師が居合わせていて、第1に私はそれを言わないと言いました。次に全く愚かにも全員がその通り言ったあとで、その牧師は立ち上がって反対のことを言いました。実際何と言ったかははっきり分かりませんが、反対に自分はそれを言わないし、聖書にあるように死ではなく命を選ぶという話をしたのです。

彼らが言わせようとしたことを考えてみてください。たとえ病気や癌になることがあったとしても、なぜ癌を歓迎するのでしょうか。なぜ精神的に黙って従うのでしょうか。私はノーと言いたいです。聖書にあるように私は長く生きます。神様が計画されているように。エレミヤ書29にあるように。傷つけることはなく繁栄をもたらすとあるように。 続きを読む

2019年4月7日英語説教(1)

2019年4月7日 日曜礼拝 英語説教

翻訳:BANBOOS

今日はマルコ14章に行きましょう。興味深い箇所です。クック牧師はこの章が好きでしょう。過ぎ越しの祭りが出てくるからです。

章全体がイスカリオテのユダの話になっています。

聖句を読めば神様が警告を与えてくださいます。先週ナホム書を勉強したのを思い出してください。短い部分でしたが全体を読みました。ナホム書全体がアッシリアの話であり、神様の民がどうやってアッシリアに屈服し、アシュタロト信仰を取り入れてしまったたかという話です。子供を売春とバール信仰のために売り・・・。この話を覚えていますか。そういうわけで聖句を理解することがとても重要なのです。

ニューエイジの非聖書的な運動が国家によって主導されていますが、つまりそれは悪魔によるものです。韓オモニも旧約と新約はいらない、成約なのだからと言っていました。

自分の起源がどこにあるのかを理解するということではないですか。これは規則のことを言っているのではありません。旧約・新約は何かたくさんの規則を集めたものではありません。現実にいた人たちの話なのです。それが神様のみ心によって命を吹き込まれました。 続きを読む