もはや家庭連合がしないお父様の証をトム・ダンケルがする不思議

翻訳:Harry

BRIAN LAMB
このあいだ5月27日、ワシントンタイムズ日曜版を手にしましたが、あなたが特集記事を書いたのですね。とりわけこの人物を取り上げていました。この人は誰ですか。

TOM DUNKEL:
正式な名前は文亨進といいます。アメリカではショーン・ムーンで通っています。
彼はレバレント・ムーンの息子です。統一教会のレバレント・ムーンです。
そのレバレント・ムーンは2012年9月に亡くなり、その死後、教会は混乱に陥っています。
彼の息子であるショーンは、幾度かの式典で相続者、後継者に指名されています。
しかし、その用語が無定形で、どの時点で後継者となるのか?レバレント・ムーンの死後なのか、レバレント・ムーンの夫人の死後なのか。

その後家族は分裂しましたが、結局ショーンと兄の国進、英語名ジャスティンが、家族から分かれてペンシルバニアに自分たちの教会を建てました。
統一教会は既存の組織に残る者たち、つまりレバレント・ムーンの夫人に率いられている者と、新しい教会に来るものとに分かれています。

その新しい教会は、この特集を読んでお分りのように、統一教会とはかなり違ったイデオロギーを持っています。

この違いについては詳しくお話しします。

LAMB:
視聴者の中に文鮮明師をご存知ない人のために何年も前の説教のビデオをお見せします。

(Video)

QandA with Tom Dunkel A   YouTube.png

アメリカは真の建国精神に戻らなければなりません!アメリカが神主義に帰らなければなりません。絶対的に神中心の思想です。
(Video Ends)

LAMB: 1976年です、どんな人物ですか?

DUNKEL:
レバレント・ムーンは魅力を持った人物でした。彼の生涯についてみてみれば、統一教会に対してどんな意見を持っていようと関係なく、それは驚くべきものです。

私の記憶する限り、レバレント・ムーンは現在の北朝鮮で1920年に生まれました。まあ、当時は日本領でした。貧しい中で、苦学しながら学校に行きました。東京の大学に奨学金か何かを得て入学し、電気工学を学んでいます。日本の当局といくつかいざこざはありながらも単位を取得して朝鮮に戻りました。

15才の時にキリストの幻に出会い、その使命の完遂を願われました。大学を終えて朝鮮に戻った彼は、基本的に自分の教会を始めます。写真を見るとダンボールで作った掘立小屋でした。そうして北朝鮮当局と問題になりました。

レバレント・ムーンの生涯についてここにいくつか議論の余地はあるものの、本人の自叙伝では、朝鮮当局がかれを扇動家とみなしたとあります。そして朝鮮で幾度も監獄に入れられ、ついには、強制労働所に2年入れられています。そこで石炭を掘らされたようです。

LAMB: それは北ですか?

DUNKEL:

そうです北です。だけどまだ第2次世界大戦が終わったばかりの時です。実際にはその時点では北朝鮮は分かれていました。レバレント・ムーンは最終的に韓国に移ったことになります。終戦後、北から南に大量に移動しています。そしてそこで教会を始めたのです。やがてソウルに移ってまた教会を建てました。50年代半ばまでは、ビデオから察することができるようにまったく保守的なキリスト教の説教をしていたのです。家庭を中心とし、結婚を神聖なものと考え、同性愛や伝統的な結婚観から外れたものは、呪われたものであったわけです。ソウル市内に30の教会を建て、みるみる拡大していきました。

レバレント・ムーンと統一教会の問題はとりわけその激しい伝道手法にあったようです。
この様に教会は雪だるま式に大きくなり、60年代終わりにはアメリカに進出することを決めました。彼のビジョンは聖書的な規則のもとに統一すること、世界を一つの宗教のもとに統一することでした。彼は自分のことを再臨のメシアだと思っていました。
アメリカにやってきて、政治的な活動にも関わりました。

集団結婚式で有名ですが、ムーニーはアメリカのいたるところにいました。空港にも通りにもいたのです。そこで多くのもの、装身具、アクセサリや貴金属を売っていました。

こうして大量のお金が教会に入ってくるようになり、またレバレント・ムーンは韓国でビジネスを拡大し、韓国軍ともビジネスをしていました。

教会に対する彼の展望は教会だけに納まることなく、ビジネスにも注力したのです。数多くの企業に資金をつぎ込んでいました。それらが教会の財布となり、教会活動の原動力になるとみていたのです。

1970年には実際に議会小委員会がムーニーの調査を始めました。
ミネソタ選出の下院議員ダグラス・フレイザーは徹底的に調査しました。

そこでフレイザー報告書なるものを発表し、そこで、統一教会を教会とみなすべきでないと主張しました。そこでムーンの組織機関と呼び・・・それほどまでに活動の幅が大きかったのです。
あるとき、私は今は現役を退いているが、当時統一教会を追いかけていた老探偵を探し出しました。老探偵の彼がいうには、ある時点で統一教会は民間団体としては世界最大の土地所有者だったと言います。そして炭酸飲料の製造から、寿司、韓国軍に対空兵器まで供給していました。

こうしてムーンはこの帝国を築き上げ、フレーザー報告書の後、まだ議会による調査が必要だという声もありましたが、それは立ち消えになりました。

しかし、IRSが調査を始め脱税容疑があるということになったのです。脱税額は私の記憶が正しければ、16万2千ドルだったと思います。結局、レバレント・ムーンは13カ月コネチカットの連邦刑務所に服役しました。これは彼を一部で有名人にしました。起訴について政府が行き過ぎていたからです。

教会を建てながらも生来の経営者である彼は、ワシントンタイムズの創刊を計画しました。釈放後それは実現しています。

そのことを文家の家族は、ショーンとジャスティンを含めて非常に誇りに思っています。

彼ら(ショーンとジャスティン)はレバレント・ムーンが創刊したワシントンタイムズこそはアメリカのメディアの中で強力な保守の声を代弁する最初のオルタナティブ・メディアだとみなしています。ブライトバートやインフォ・ウォーズ、ドラッジレポートなどの先駆けとなる時代を先取りするものだったと。
レバレント・ムーンのその功績が十分に理解されていないと彼らは思っています。90年代の終わりには義理の娘による暴露本が出ました・・・・。

LAMB: 2人の奥さんから何人の子供が生まれたのですか。

DUNKEL:
初期の頃に3番目の妻もいたと言いますが、2番目(訳注:公式には3番目)の妻、韓鶴子との間に14人が生まれました。一人は生後すぐ亡くなり、13人は成人しました。

(息子の内)3人はその後若くして死にました。一人は交通事故、また一人はアルコールと薬物が原因で心不全、また一人は自殺を図っています。文家は悲劇にも見舞われているのです。

LAMB:
レバレント・ムーンはあなたがいうように2012年に92才でなくなりました。ここから見ていく前に、視聴者にショーンの姿をお見せします。ジャスティンも。この2人の息子はハーバード大学卒業生だそうですね。

DUNKEL:
そうです。ショーンはハーバード・エクステンションで学士BAを取り、ハーバード神学大学院で修士(MA)を取得しています。ジャスティンはハーバード大学の経済専攻でマグナ・クム・ラウデ(成績上位10%以内)で卒業後、マイアミ大学でMBAを取得しています。

LAMB: これが、ペンシルバニアのニューファンドランドですか?

DUNKEL: ここに教会があり、ここを今拠点にしています。

LAMB: 教会の名前は?

DUNKEL: サンクチュアリ教会と呼ばれています。また「鉄のつえミニストリ」とも呼ばれます。サンクチュアリ教会のサブタイトルのようなものです。

LAMB: 鉄のつえ(Rod of Iron)ですか?

DUNKEL:  そうです。 R-O-D, of Iron Ministries.です。

にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村

ワシントンポストは何故サンクチュアリ教会をとりあげたのか?【動画日本語字幕】

翻訳/字幕:Harry

LAMB: いま、これを見ている視聴者が色々ぶつぶつ言っている独り言が聞こえるようです。
いったい、どうしてQ&Aでこれを取り上げるのか。何の意味があるのかと。

しかし同じくらい重要なことは、なぜトム・ダンケルがこれを取り上げたのか、またワシントンポストがそれを日曜版ワシントンポスト・マガジンの表紙に載せたのかということです。
その目的は何ですか。

DUNKEL:
われわれが興味を持ち、好奇心をそそられたのは、ペンシルバニアのサンクチュアリ教会で起こっていることは、この国を流れるいくつかの底流、宗教と政治と銃、これらがいままでみたことがないほど混在していることでした。

まだまだ小さな教会です。それは間違いない。ショーン(二代王)は世界中に支持者がいますが、ペンシルバニアには200人余り、世界中合わせると500、1000、あるいは2000人と言ったところでしょう。

最近では、YouTubeで教会の説教を聞くことができます。すべて毎週、インターネットを通して行っています。

しかしアメリカ内の情熱の混在、これが文化として我々に何を語るのか、・・・我々の将来の姿を何か先駆けするものなのか。銃と宗教の入ったビンから何か精霊が飛びだして来るとき、たいていどんな社会でも問題を起し、政治的混乱を招いてきました。

他にも同じような分離派教会が現るだろうか?この教会をしっかりまとめることができるのか?さらに、この教会から出てくる言葉が、ある意味不穏なものであること。これについてもショーンとジャスティンと話しました。

いま、第2次世界大戦におけるドイツ人の抵抗について本を書いているのですが、第2次世界大戦後期を見ていく局面で私の心に響いたことは、相手を、悪魔、寄生虫、吸血鬼、人間ではない、とののしる多くの言葉が、意図的にせよ無意識にせよ、-彼らは無意識に行っていると善意に解釈していますが―わが国で共通に用いられるようになっているファシズム的な言葉であるということでした。

だからわれわれは、これはある種、この傾向がひとつになったペトリ皿のようなものだと見ていました。しかし、そこの人たちを「怪物」のように描きたくはありませんでした。つまり、彼らを「漫画的な人々」のように枠にはめたくなかった。

この記事の目的は、現地に人を送って、私が行くことになりましたが、そこの人たちとしばらく一緒に過ごし、そこの人々にどう(銃等の問題が)アピールしているのかを理解し、答えを得ること、また、

教会を少し良く覗いただけで、その外面的なもの、銃と教会、それだけを見て、ここにいる人たちは狂っているとみなすことができるほど問題は単純ではない。

LAMB:  この兄弟の、ジャスティンのビデオをお見せしますが、ジャスティンとショーンのどちらが兄ですか?

DUNKEL: ジャスティンが年上です。ジャスティンは47才、ショーンは38才だったと思います。

LAMB:  最初にもお聞きしましたが、彼もハーバードの卒業生ですね。

DUNKEL: そうです、2人とも高い教養の持ち主です。

にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村

ワシントンポスト特集記事 LOCKED and LOADED for the LORD 日本語訳全文ダウンロードできます

フリーランスのジャーナリスト、トム・ダンケル氏が、世界に衝撃をもたらした2月28日のサンクチュアリ教会のAR-15ライフル携帯祝福式を、その背景を含め入念な取材をもとに書き下ろし、2018年5月21日ワシントンポストのインターネット版、さらにワシントンポスト・マガジンの冊子として発表された長文記事-‟LOCKED and LOADED for the LORD (主のための臨戦態勢)”の日本語訳が完成しました。

*PDFファイル版を自由にダウンロードできるようにしましたので、ご利用ください。
ただし、ワシントンポスト社の正式な許可を得ていませんので、個人で利用し、販売は絶対にしないで下さい。(著作権はワシントンポスト社にあります)

重要:著作権の問題を鑑み、ファイルダウンロードの期限は1週間、すなわち7月19日の午後6時までとさせて頂きます。それ以降は原則ダウンロードはできません。

PDFファイルのダウンロードは下の写真をクリックして下さい。☟

YcULdBug5GPqpY01531392634_1531392996.png

いいね!と思ったら
クリックを!
にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村

第8回 ワシントンポスト記事 2世同士の論争とアメリカ草創期の米国メンバー【主のための臨戦態勢】

Two sons of Rev Moon have split from his church — and their followers are 1The Washington PostTwo sons of Rev Moon have split from his church — and their followers are armed The Washington Postimrs

主のための臨戦態勢(Locked and Loaded for the Lord)

文: Tom Dunkel  写真 Bryan Anselm

2018年5月 21日

翻訳:HARRY

10時30分になる直前、ティモシー・エルダーが全員にAR-15を各自のケースから取り出すように促した。

「銃口は慎重に上に向けて、引き金に指をかけないように」。

この瞬間のカメラのシャッター音がけたたましい。ピンクと白の礼服を着た付添人が行列を聖域へと先導し、それに武装して軍の戦闘服を着た3人の旗手がつづいた。

次いで、ショーン牧師 “二代王” と、彼の妻ヨナ・リー・ムーン “王妃” が登場する。2人とも白い服に身を包んでいる。そのすぐ後にはダークスーツを着て野球帽をかぶったジャスティン・ムーンが続く。

マザー康は、祭壇の白と金で飾られた椅子に腰かける。
マザー康の隣の席の上には姿なきレバレント・ムーンを象徴する王冠が置かれた。

ショーン牧師は、綴じられた一冊の天一国合衆国憲法を祭壇のテーブルの上に慎重に置く。彼の妻は金のAR-15を両手に抱えていた。

「王と王妃は憲法を守る位置に置かれた式典用のスタンドに鉄のつえをいま据えられます。」

エルダーが全体に説明する。

参加した約500名の花婿と花嫁が小さなカップに注がれたワインを共に飲んだ。
「夫と妻として永遠の絆を約束しますか?」
彼らは誓いを立てる。

王は長い祈りをしその祈りの中で、新郎新婦が、その「主権と武器を所持する権利、地を相続する権利、それらを社会主義、共産主義、政治サタン主義から守る」ことを再確認した。

夫と妻は次に指輪を交換した。サンクチュアリ(聖所)に拍手と喝さいが鳴り響く。

その外では、穏やかな言葉の争いが繰り拡げられていた。教会前の芝生のところで韓国のサンクチュアリの教会員の軍団が、国の分断に言及する6メートルほどの長さの横断幕を広げていた。

「ありがとうUSA。われわれはアメリカから受けた恩を決して忘れない。神に選ばれたトランプ大統領、38度線に戦術核兵器を配備して下さい」

胸までの高さのあるフェンスが道路沿いに張りめぐらされているが、サンクチュアリのメンバーが内側、抗議活動をする人たちは外側で動いていた。

この2派の敵対する者たちは、紳士的に議論を戦わせていた。
ギデオン・ラウチは20代後半の統一教会2世だが、所属をサンクチュアリに変えている。ギデオンは、ショーン(王様)の活動的な平和警察だ。

グラフィック・アーティストのテディ・ホーズは39才、サンフランシスコから飛んできた。テディ・ホーズはカルトに関するドキュメンタリー(訳注:A&E)出演のためにやってきた。彼も統一教会の2世として、イーストガーデンの近くで育ち、文家の家族とも近しい関係だった。ホーズは何年も前に教会を離れている。

「たった一発ですべてが変わってしまうこともあるんだ」ホーズはラウチに言った。

「銃を慎重に扱うべきというあなたの意見は完全に理解する」ラウチは答える。

ホーズ「周りの人たちに理解されないんじゃないかと思う。これでは人を怯えさせるだけだ・・」

ラウチ「これはわれわれの信じる世界がいかに素晴らしいものかということを人々が気付くきっかけになる。隣(となり)人を愛せよということがあなたの考えの中心でしょう。それは私も全面的に同意する・・・暴力の主唱者に決してなるなとわれわれは教えられている」

ホーズ「デビッド・コレシュもチャールズ・マンソンも2人とも黙示録をネタにした。なぜなら、聖書の中でも最も過激なものだからだ」

*訳注:デビッド・コレシュはブランチ・ダビディアンの教主。チャールズ・マンソンはアメリカのカルト指導者、犯罪者。終身刑で服役中に83才で死没)

このやりとりは10分ほど続いた。最後に2人はフェンス越しにハグをした。

祝福式の翌日、ジョージタウン大学出身のレジス・ハンナは60代の後半だが、最近、サンクチュアリ教会に参加するためペンシルベニアに引越してきた。レジスは妻ナンシーと一緒にカー・アームズのトミーガンのショールームに出かけた。

ドアの正面に、3体の動物が互いに重なる剥製(はくせい)が立っていた。ライオンとヒョウそしてアンテロープ。これらはすべてジャスティン・ムーンがタンザニアのサファリで仕留めたものだ。「インフォ・ウォーズ」がテレビの大画面に映されている。カーのピストルを持った、かかとの高いハイヒールを履いたスリット・スカートの美しい女性のポスターが2つの壁を飾っていた。

ハンナは拳銃を買うことを考えていた。彼はパナマから移ってきたが、パナマは銃規制の厳しい国だ。彼はそこで統一教会の宣教師として21年を過ごしていた。

彼と妻のナンシーは、いままで、多くの未婚のカップルの相談に乗ってきた。彼らはレバレント・ムーンのマッチングによるアメリカ人カップルとしては、きわめて早い時期に結婚したカップルだ。家庭をもって43年、2人の間に7人の子供がいる。

統一教会の分裂後、ハンナの家庭はショーン牧師に賭けた。レジス・ハンナは丸顔の穏やかな人物だが、現在、サンクチュアリ教会の有給のスタッフ(公職者)だ。祝福式典後の電話対応がいまの彼の仕事だ。教会本部の代表番号は彼の携帯電話につながるようになっている。折しも、ショールームに入るとすぐに電話が鳴った。ニュージャージーからだ。レジスはそれをスピーカーフォンに切り替えた。

「おまえたちは、まったく気違いか!宗教の意味も知らないのか!恥を知るべきだ!」

その1分後、また電話が鳴る。オクラホマからのものだ。

「まだ、もっとメンバーを受け入れる予定はあるのでしょうか。」ハンナは、その男性に日曜礼拝はYouTubeで視聴できることを伝えた。

すぐにまたかかってきた。

ブリティッシュコロンビア(カナダ)からだ。

「あなたたちがやっていることはすごくいい。ショーンが気に入った」

ハンナは「ありがとう、兄弟」と答えた。

韓鶴子が統一教会のトップに立ったことは波及効果をもたらし、すでに何百という教会員がハンナと同じ決断を下した。教会員がその忠誠をどこに向けるかによって、友人関係は裂かれ、結婚生活が破綻し、家族が分裂した。統一教会員の大半はまだ元の所にとどまっているが、その一部はショーン牧師の所に行き、またごく一部は兄のプレストン・ムーン(文顕進)がシアトルにつくった世俗のグローバル・ピース・ファウンデーションに移った。

またあるものは全く活動から身を引いた。

つづく(次回最終回)

にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村

第6回 WP記事 平和軍・平和警察のトレーニングと大統領選挙【主のための臨戦態勢】

Two sons of Rev Moon have split from his church — and their followers are 1The Washington PostTwo sons of Rev Moon have split from his church — and their followers are armed The Washington Postimrs

主のための臨戦態勢(Locked and Loaded for the Load)

文: Tom Dunkel  写真 Bryan Anselm

2018年5月 21日

翻訳:HARRY

我々の政府(オバマ政権)は、射撃の面でも、銃器製造の面でも、
皆にとって難しいものにしている。エリック・トランプ

1年半前、サンクチュアリ教会は、ショーン牧師、夫人、5人の子供のために今までよりも大きな家を購入した。天一宮は、マタモラスを見晴らす丘の上にぽつんと建っていた。そこはペンシルバニアの最東端にあり、デラウェア川がとても近い。

ショーンはブラジル柔術の茶帯を持っている。週に何日かは、夜に、ガレージを改造した道場で柔術のクラスを開いている。
生徒は教会のメンバーだ。その大半は20代であり、いわゆる熱心な平和警察・平和軍だ。

3月後半のある水曜日、8人の女性と5人の男性がそれぞれ練習で互いに組み合っていた。ムーン牧師が、互いの体制を入れ替えたりして指導し、一連の絞め技を教えたり、軽く試合をさせていた。サーモン色の上の道着、ゆったりした黒のズボン姿で、あぐらを組んで座り、皆を眺めている。「やってみろ!そう、それでいい。それが間違いなく筋肉に記憶として焼き付き、脳の海馬に刻み込まれる。」

激しく動いたら、休憩で水を飲ませ、何回か腕立て伏せをする。それを何度か繰り返す。そしてさらに指導。息子を相手にして、ダブルリストロックをして見せる。相手の肩にのしかかるように上腕を締める。「一度、キムラロック(ブラジル柔術ではこう呼ぶ)が決まったら、相手の肩を胸の圧力で押さえることになる、ショーンは息子に技をかけながら、「相手の頭の上に乗ることになり相手は動くことができない」

Marine martial arts training   ダブルリストロック   Wikipedia.png

キムラロックまたはキムラホールド(ダブルリストロック)

「彼は教え方がうまいね」元警官で教会員のダグ・ウィリアムはいう。彼は教会の隣に住むが、若い時は柔道を習っていた。「厳しいが、それでいて人をやる気にさせる。子供たちもそれを知っているよ。」

生徒たちは従順に、互いの顔をマットに何時間も押し付けたり押し付けられたりしていた。そして最後に全員で正座して一緒に「主の祈り」を唱える。ショーンは腕を上げ、つぶやいた。
 
「すべての栄光は神に」。

その後、クラスは解散した。

ショーン・ムーンはガレージで柔術を教えている時には大きな声はださなかったが、
家の中に入ると様子が変わる。彼の個性の一部がエネルギー全開になる。月、火、木、金の午前5時から8時まで、ショーン牧師は自宅の台所の隣の部屋で「キングズレポート」というライブのウェブ放送を行い録画する。

彼が座る前のデスクにはマイクの横にAR-15ライフルを目立つように飾っている。衣装はいつもシャツとタイで、イーベイで買ったという迷彩柄のスーツ・ジャケットを着こんでいる。そして頭にはライフルの弾の薬きょうを磨いて作った王冠を被る。

時々ゲストを呼ぶこともあるが、NRA(全米ライフル協会)TVのビデオから一部を流したりする。しかし大抵は、保守系メディアの「三位一体」と呼ばれる、ドラッジ・レポート、ブライトバートニュース、アレックス・ジョーンズのインフォ・ウォーズから最近の話題を取り上げる。話はオプラ・ウィンフリー(サタン崇拝者)の大統領選出馬への意欲から銃規制賛同者の話まで即興でエネルギッシュに語り続ける。

文鮮明師は個人攻撃をほとんどしなかったが、ショーンとジャスティンは言葉の手りゅう弾を投げ続ける。そして父親の場合よりもっと銃に惹かれているように見える。またより政治的でもある。

「それは間違いありません」。ショーンはある日の午後、雑談を交わしている時に言った。「2016年の大統領選挙では神のみ手が臨みました。」

投票日の1週間前に、ジャスティンは丁度ペンシルバニアを訪れていた日本のサンクチュアリのメンバーに、聖書の言葉を用いてこう言った。「ヒラリー・クリントンは堕落エバだ。(もし当選すれば)ロシアと戦争を始めるだろう。それに対してドナルド・トランプはアダム型人物だ。彼は
天使長である政府を攻撃し、正義をもたらすだろう。結果次第で、神の世界審判は全く違った形をとるだろう。」

つづく

にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村

第5回 WP記事【主のための臨戦態勢】USA大陸会長金起勲の回答

Two sons of Rev Moon have split from his church — and their followers are 1The Washington PostTwo sons of Rev Moon have split from his church — and their followers are armed The Washington Postimrs

主のための臨戦態勢(Locked and Loaded for the Load)

文: Tom Dunkel  写真 Bryan Anselm

2018年5月 21日

翻訳:HARRY

リビングに礼拝参加者が入りきれなくなり、ベスト・ウエスタン(ホテル)のバンケット・ルームを借りて礼拝をおこなった。2014年5月にサンクチュアリは、以前カトリック教会であった、ニューファウンドランドの建物に落ち着いた。メンバーの自由な献金が2015年には68万3千ドル、2016年には最初の半年で49万Ⅰ千ドル集まる。

ジャスティン(国進様)が弟フィリップ(栄進様)の名前をつけて運営している「栄進基金」がサンクチュアリ教会を支援した。2015年と2016年を合わせると、約38万ドルを助成金として「栄進基金」が助けた。また現教会の敷地も基金で購入した。この資金の流れをみれば、見通せる範囲の将来、サンクチュアリ教会の存続を保障するだろう。もちろん、ショーン牧師の、迷彩をほどこしたラングラー・ジープもだ。

2015年1月、ショーンは、母親韓鶴子が統一教会を乗っ取り、父親の聖典を書き換え、編集を加えたことを公に非難し、彼はあえて韓鶴子のことを「バビロンの大淫婦」と呼んだ。昨年9月には、サンクチュアリ教会は韓鶴子を捨て、故人であるRev.ムーンの祝福式を行う。Rev.ムーン(彼の霊)は1950年代初めに最初の弟子となった90才の康賢實と結婚した。彼女は朝鮮半島から移って、ショーンと彼の家族と一緒に暮らしている。

韓鶴子は息子の主張に対して特にコメントはしなかった。しかし家庭連合USAの大陸会長、金起勲は電子メールでこれに回答した。

「私(金)ははっきり知っているのだが、Dr.ムーン(韓鶴子のこと)は彼の御子息、亨進ニムに手を差し伸べ続けてきました。2013年の2月以来、数えきれない位、韓国に戻ってきて私に会いに来なさいと求めてきました。それを亨進ニムはことごとく拒絶したのです。・・・母と子の間でどのような私的会話が交わされたかは、明確にわれわれは知ることはできません。しかし彼が母に対してその憤りをエスカレートさせていることは明らかです。・・・たとえ、Dr.ムーンがそのようなこと(私は神だ)を言ったとしても、彼女と、彼女の夫(真のお父様)が神のもと一つであるという我々の信仰観から外れるものではありません。イエス様もこうおっしゃったではないですか、『私と父は一つである』と。」

次女の文仁進は8年前まで統一教会で積極的な役割を果たしていた。彼女は現在、ニュージャージーで暮らしているが、ショーンとジャスティン(亨進様、国進様)について公に発言はしてこなかった。しかし、彼女は言う。「サンクチュアリ教会から出る言葉には憂慮すべきものがあります。」だから仁進は声を上げなければならないと感じているという。2人の弟を心から愛している。しかし「神様と銃の取り合わせが偶発的な暴力を誘発させる可能性は私たちの家族にとって重大な関心事です」だが、それでもまだ癒しと和解は可能だと思う、と彼女は言う。「私は今でも私の家族の統一を信じています。」

しかし、兄弟サイドには和解についての関心は全くないように見える。たしかに家系から母親を排除するだけではジャスティン(国進様)を満足させないようだ。

2016年のサンクチュアリ教会メンバーを交えた質疑応答の中で、もし王妃が王位さん奪を謀るなら、最高の代償を払わなければならない。「彼女を捕まえて、処罰することが王の責任だ」

「韓鶴子が死に値する罪を犯した」という言葉を和らげるつもりはないのだろうか。ある朝、彼のオフィスを訪ねた。KAHRアームズの野球帽をかぶりデスクの向こうに座った彼は、当時話した言葉を今でも確信している、という。

「あのコメントは公式のものです。それを取り下げるつもりもありません。」

そこでたとえ話をはさんだ。

「私は母を愛しています。しかしもし、母親が合衆国政府の転覆を試みたとしたら?おそらく国家への反逆の罪で裁きを受けるしょう。」

つづく

にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村

第4回 WP記事 「基元節」からペンシルバニア行きまで-「主のための臨戦態勢」

Two sons of Rev Moon have split from his church — and their followers are 1The Washington PostTwo sons of Rev Moon have split from his church — and their followers are armed The Washington PostTwo sons of Rev Moon have split from his church — and their followers are armed The277 Washington Post

主のための臨戦態勢(Locked and Loaded for the Load)

文: Tom Dunkel  写真 Bryan Anselm

2018年5月 21日

翻訳:HARRY

KAHRは手のひらサイズのK9モデルを1995年に発表した。これには一般人も警察まで飛びついた。このジャスティン(国進)の成功が父親の目に留まり、KAHRは統一教会の事業体の一つに吸収されることになった。ジャスティンは韓国に移り、KAHRに加えて子会社の社長を兼任した。1999年には、あの“ベビーフェイス”・ネルソンなどギャングが愛用した名高い「トンプソン・サブマシンガン」を製造していた会社(訳注:トミーガン)を買収するだけの資金を取得する。

Winston_Churchill_As_Prime_Minister_1940-1945_H2646A

トミーガンを構える英国首相ウィンストン・チャーチル(1940)

アメリカの政府機関、「アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局」の2016年の報告によるとKAHRが販売した銃器は、2016年1年間に、ピストル4万274丁、ライフル9千86丁だ。

ジャスティン・ムーンは修正第2条の活動的な支持者だ。一般国民も合衆国軍兵士が持つ武器はすべて所有が許されるべきだ、とジャスティンはいう。

「もしアメリカの全女性が武器所有権を行使するなら、アメリカの犯罪率は根本的に下がるだろう」KAHR社で彼は私にこう言った。「もうレイプも強盗もできないだろう」

ジャスティンが統一教会(財団)の位置を上っている頃、ショーン(文亨進様)はジャスティンの後をハーバードまで追いかけることになる。ハーバード・エクステンションスクールでリベラルアーツ(訳注:「自由七科」文法学・修辞学・論理学の3学、および算術・幾何・天文学・音楽の4学)学士を取得後、ハーバード大学院(神学校)に進学して修士号を取得した。その後、アメリカ、韓国、インドで仏教の研究に8年を費やした。

ショーンには、「自分とは何者なのか」という問題を探しに出なければならない切実な理由があった。まだ彼が学生の頃、1999年に彼の兄、ヨンジン(フィリップ:栄進様)がラスベガスのホテルの17階から飛び降りたのだ。二人は一緒に育ってきた。フィリップは21才でショーンの一つ上だ。

「生まれてからほとんどの期間、同じ部屋で生活しました。一緒にビデオゲームをし、一緒にドリトス(スナック菓子)を分け合いました。」

こうショーンの回顧録には書かれている。

2007年7月、「放蕩息子」は統一教会の「群」の中に戻った。前年の秋にショーンは、6日間で1万2千回の敬拝を実行する意志を電信で伝えていた。また同じ頃には、ポスター大の紙に、医者に抜かせた自分の血で、毛筆をもちいて漢字一文字「誠(sincere)」を書いた。

ショーンの最初の仕事は統一教会のソウル教会での牧会だった。それから10カ月もたたない頃に、世界会長に任命された。ショーンは3度の式典で、彼の父は自分を「相続者、後継者」に任命したという。しかし、彼はまた兄プレストン(文顕進)と韓鶴子に対しての複雑な反応も見せた。2012年に夫が亡くなって数日後、彼の父がソウル北部の山上に建てた豪華な天正宮に来るようにと韓鶴子はショーンを呼んだ。ショーンによると、韓鶴子は「私は神だ、私はハナニムだ」と彼に宣言したという。それに対して彼は言った。

「お母さん、どうかそのようなことを言わないで下さい。お父様も喜ばれないでしょう」。

彼によると、母、韓鶴子は教会の活動から徐々に彼を締め出し、ついには彼の電話に出ることも拒んだという。2013年、彼の父親の死後、1周年にショーンは、母に会えることを期待して宮殿におもむいた。これは彼(亨進様)の言い分だが、その時、母親は警護員に犬でも追い払うように彼を追い払わせたという。

ジャスティン・ムーンは弟についた。偶然その頃、ニューヨーク州はジャスティンを困らせる、銃規制法を何本か州議会で議決した。そこで自分を含め、KAHR社も統一教会から離脱することを決意し、KAHR社の本社も移転した。2013年の春には、兄弟二人は家族と共にペンシルバニアに落ち着くことになった。

ショーンは自宅のリビングでサンクチュアリ教会の礼拝を開始する。その頃、自宅はローズ・バレー(主の谷)という町にあった。

つづく

ワシントンポストにクリックを↓
にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村

第2回 ワシントン・ポストにお父様の証をさせたサンクチュアリ「主のための臨戦態勢」

Two sons of Rev Moon have split from his church — and their followers are 1The Washington Postimrs

主のための臨戦態勢(Locked and Loaded for the Load)

文: Tom Dunkel  写真 Bryan Anselm

2018年5月 21日

翻訳:HARRY

この最近起きた悲劇(訳注:フロリダの高校乱射事件)は数百万人の心に鮮烈に刻み込まれた。ショーン牧師もその一人だ。
彼は日曜朝の約一時間の説教をゆっくりと始め出したが、パークランドの高校乱射事件について、トランプ大統領が語った内容を聴衆に聞かせた。「トランプ大統領はもし教師が銃を持っていれば犯人を即座に撃ち殺していたはずだ。アメリカの大統領がこの様に語るの聞いたことがありません。これは神様の恵みです、皆さん!」

水曜日の式典当日にはその場にいた人は実質、全員が教会に再びやってきた。そこで、ショーン牧師はいくつかの安全確認について確認を行った。結束バンドで引き金を固定したか-「皆さん、いいですか。弾は持ち込んではダメです。」しかしこれは必ずしも銃器持ち込み禁止ということではない。銃の隠匿携帯のライセンスを持っているものはAR-15と共に自由にピストルを持ち込んでよかった。(いわばミニ鉄のつえだ。)ショーン牧師は言った。「羊の皮を被ったオオカミが面倒を起こすかもしれない」。

いくつかお知らせを挿んだあと、説教の本題に入った。まずは慣れた様子で聖書から聖句を引用した。「鉄のつえ」が悪人を打ちすえる箇所を読む。演壇をゆっくりと歩きながら、堰(せき)を切ったように自由奔放に火と硫黄のような批判を加え、説教は途切れることなく続いた。

「皆さんは奴隷根性を捨てて、王家の心構えを持たなければならない。・・・民主党はナチの協力者、ジョージソロスの資金援助を受けて共産党になった・・・偽りの牧師や聖職者は独裁者キリストを説いている」

彼は数人のお気に入りの敵に向かって思いつくまま非難の矢を放ち続けた。ヒラリー・クリントン(ロシアの書類のためにお金を払っていた)、フランシス教皇(社会主義者、共産主義者の悪魔)、図体の大きくなり過ぎた政府、「イエス様は権力を集中させようとしなかった。イエス様は政府をつくらなかった」とショーン牧師は語った。「過去100年間、最悪の殺人者は中央政府だ。」とも。

ショーン牧師は、教会の若者たちが軍事訓練に準ずる訓練をしている短いビデオを見せた。これはサンクチュアリでいう平和警察・平和軍だ。森の中を駆けながらの射撃訓練もする。彼らは主のために迷彩服を着用する。フィリピン式ナイフ訓練も学ぶ。「怖いもの知らずのタフな人間になることではなく、人を愛するがゆえに強くなる訓練をするのだ」ショーン牧師は信徒たちに言う。「鉄のつえの道は愛の道だ。」

数日の間、レポーター、カメラマン、TVのカメラクルーらが、まだ人々が寝静まる時間から祝福式の取材のために集まってきた。聖なる教会とセミオートマチック・ライフルの奇妙な組み合わせにひかれてプロの取材陣、やじ馬の見物人が集まってきたのだ。

しかしメディアの大騒ぎも、答え切れない疑問を残したまま、すぐに別の話題に向かうだろう。その疑問とは―サンクチュアリ人とはいったい何者なのか? この国の既に引き裂かれている政治と宗教の状況に銃を持ち込む彼らの願いは一体どこにあるのか?これだ。

怖いもの知らずのタフな人間になることではなく人を愛するがゆえに強くなる訓練をするのだ-文亨進牧師

文鮮明師が2012年に肺炎の合併症で92才の生涯を閉じたとき、家族の中で権力闘争が起きた。兄の文国進(ジャスティン・ムーン)の支援を受けて、統一教会の10人の兄弟姉妹の中から自分が後継者に選ばれ、二代王として王冠を授かったと強く主張する。彼の父が完全なメシアであると言われたのに対して、自分がそうであるとは言わない。しかし、神の王国創建を成し遂げる責任をもつという。ところで彼の母親である韓鶴子は52年連れ添った夫、Rev.ムーンは自分にバトンを渡したと主張している。

争っている教会の根は、韓国とアメリカの双方にある。Rev.ムーンは現在の北朝鮮(当時は日本の一部)で1920年に生を受けた。彼の話では、15才の時にイエスが現れて神の地上天国、天一国を韓半島の地に完成する「特別な使命」を受けたという。
しかし、彼はまず、日本に留学して電子工学を学んでいたが、韓国独立運動にかかわったことで2度投獄され拷問を受けた。祖国に帰ってから結婚。第二次世界大戦後に平壌に行き、キリスト教の宣教を行ったかどで共産政府によって強制労働所に送り込まれた。朝鮮戦争の終わり頃、強制労働所は解放され、文師は南へ向かう。

つづく

にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村

ワシントンポスト特集記事「主のための臨戦態勢」(その1)

Two sons of Rev Moon have split from his church — and their followers are 1The Washington Post

imrs

2012年のRev.ムーンが亡くなった後、教会は分裂。二人の息子が新たな教団を立ち上げた。信徒たちは終末を待ちわび・・・しかも彼らは武装している。

主のための臨戦態勢(Locked and Loaded for the Load)

文: Tom Dunkel  写真 Bryan Anselm

2018年5月 21日

サンクチュアリ教会-その正式な名称は、世界平和統一聖殿。また、さらに雄々しい響きで「鉄のつえミニストリ」とも呼んでいる。ペンシルバニア、スクラントンから南東に25マイル(約40km)のニューファウンドランドを巡る州道沿いにひっそりとそれは建っていた。

以前は、聖アンソニー・カトリック教会だった、平屋の低い構えの建物だ。それ以前には、コミュニティのための劇場として使われていたという。だから舞台の正面の半円形の部分にしか席がない。そのかつての舞台がいま、祭壇、説教壇になっている。

今年2月のある日曜の朝、故文鮮明師の息子である38才の亨進(ショーン)牧師が白のパーカーとカーゴパンツのいでたちでステージに登場した。「さあ、始めて」と声をかけるとエレクトーンに合わせて二人の女性ボーカルが聖歌隊として歌い出した。4曲続くその最初の曲を歌い始めた。

「オー・ライト・オブ・グレース・・・シャイニン アバーブ、ライティング マイ ディム、シャドウド アウェイ・・・」

部屋一杯の200人以上の教会員たちが、共に生き生きと歌った。ショーン牧師は最前列の自分の席で立ち上がり、オーケストラの指揮者のように自ら手を振るショーン牧師。その横では夫人が隣に並んで歌った。聖歌が一通り終わると、短い祈祷の後、牧師は演壇の中央に立った。

「この主権を表す王冠の波をご覧なさい!」と叫びながら会衆を眺め渡した。サンクチュアリ教会の一つの教条は「神の国では全員が独立した王、王妃である」というものだ。
平たく言うと個人の主権を踏みつけるな―という考えだ。

それに応じるように、象徴的な金銀の王冠が、列をなして揺れ動いていた。

この群れは、きたるべき水曜日に行われる祝福誓約式のウォーミングアップなのだ、だから通常の礼拝の倍の人がいるのだ。祝福誓約式-正式には「天宙天地人真の父母様・天一国生命の書入籍祝福式」という。これに先立って一週間にわたって、武道大会やサバイバル・スキル・コンテスト、山羊の解体などが行われた。そのクライマックスが祝福式だ。

この祝福式はアメリカ全土の注目を集めた。サンクチュアリ教会にとってもこれは予期せぬことだった。なぜなら地元紙ポコノ・レコードにさえ取り上げられたことがない存在だったからだ。

サンクチュアリの教義の柱は銃器所有の重要性だ。しかも特に軽量で強力なAR-15(セミオートマチック)、NRA (全米ライフル協会)が「アメリカでもっとも人気の高いライフル」と呼ぶ銃だ。

昨年秋、ショーン牧師はヨハネの黙示録について深く研究し、そこにキリストが地上天国を「鉄のつえ」で治めるという言葉が繰り返し出て来ることを重く見た。黙示録は銃器が登場する千年以上前に書かれたものであるが、ショーン牧師はこう結論を下した。

「聖書のいう『鉄のつえ』はAR-15を指すものであり、「独裁者」ではないキリストが、彼の王国の平和を保つためにキリストを助ける武装した主権者たちが必要だ。」

その結果、サンクチュアリ教会からの通達として「祝福のカップルは来るべき生命の書入籍式典にAR-15ライフル(もしくは同等の銃)を携帯すること」が求められた。

これは教会にとっては不幸なタイミングであった。通達が出された翌日、フロリダ州パークランドのダグラス高校で一人の若い男がAR-15で17人を射殺したのだ。犯人は、ラスベガス、オーランド、サン・ベルナディオ(カリフォルニア)などで起きた乱射事件で使用されたものと同じ型のライフルを使った。

つづく

翻訳:HARRY

にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村