井田幸二氏とサンクチュアリ大伝道時代の到来-永田正治

井田幸二氏とサンクチュアリ大伝道時代の到来     

永田正治

我つねに我が前に我が主をおけり   YouTube.png

井田先生の原理講義はジョークから始まった。

優しい風貌で親しみを感じる先生が、ソフトな話題から始めるのだから、原理講義の硬派なイメージは消え、楽しい時間になる期待が会場にただよう。本論に入る第一声は「神の摂理はかならず、一から全体に広がります、かならず中心人物を立てるのです」という、緊張感ある印象的な言葉で、受講者の心理は原理を聞くバージョンにかわった。

先生の講義は、豊かな関連知識とともに原理を理解させるために、お話がおおい。それらの話は、宗教的真理をふくむ興味深い内容で、面白く、ためになる。頻繁に笑いが起きて、飽きさせず、ハーモニカも吹いてくださる。とにかく、原理講義という固定観念を越えたものである。先生は大学時代、聖書研究会の会長で、キリスト教に対する深い理解がある。原理とキリスト教について、様々な角度からお話しされ、クリスチャンの信仰と統一原理の問題を、分かりやすく、ご自身の証をまじえ話されるので、誰にも理解できる。キリスト教を重視するサンクチュアリ食口にとってありがたい内容だ。

私は、井田先生の講義から何か大きなものを得たいと願っていたが、期待以上のものを得た。それは、「原理の論理すべてに神の心情が内包されている」ということである。原研時代、ある講師が、原理講義にはいくつかのポイントがあり、そこで真理だということを気づかせる。また、講義のなかで、神の心情を知るポイントがあり、そこが押さえどころだ、と言っていた。井田先生の講義はそうではない。ポイントだけでなく、原理の論理全てに神の心情があるということを知らせてくれた。アボニムが全てを心情で語られたように。

もう45年以上も前、早稲田の早成寮で、ある兄弟がアボニムに、宇宙人はいますかと尋ねた。アボニムは、「もしいたら、神さまがかわいそうだ」とお答えになった。「ファミリー」か何かで読んだのだが、そのお言葉の意味が分からなかった。もし宇宙に人間のような宇宙人がいたら神さまの創造がSF小説のようなフィクションになってしまうからだろう、程の理解で、アボニムの答えの意味がさっぱり分からなかった。しかし井田先生の話で分かった。

神は悠久なる時間をかけ、全ての心情を投入し人間を創造された。人間存在には、神の大変な思いが込められており、神にとって人間は、他に代えられない、唯一無二の価値をもつのである。だから、われわれ人間が宇宙人など想定したら、神さまの思いを無にする行為だから、創造主・神様がかわいそうなのである。まさにアボニムの言葉は、心情で解釈しなければ分からないものであった。

先生の話によって45年もまえの疑問が解明し、ありがたかった。すなわち、「原理の論理」は「神さまの心情の論理」なのである。サンクチュアリ食口は、井田先生の講義を聞いて、あらためて原理を、神の心情という観点から整理していただきたい。

一方、井田先生は、早くから韓氏オモニに疑問をもっていた。しかし、ご自身で正当化の論理をつくっていた。韓氏オモニがこれほど自分を立てるのは、韓氏を押し出すことによって、韓国民にアピールし、大統領選挙に出馬し、当選し、韓国を救うという摂理的意味があるという論理を立てていた。しかし、韓氏オモニは大統領選挙に出なかった。

これは他人事ではない。わたしも、文亨進二代王の「沈黙を破って」など一連のみ言を聞いて、すべて真実だと思った。しかし、韓氏オモニは「教祖格」の存在だから、亨進ニムより韓氏オモニを優先させなければならないという、韓氏オモニ正当化の論理を立てた。それで2年半、サンクチュアリ教会に来るのが遅れた。

さらに正当化を強化しようと、ついに、韓氏オモニが亨進ニムに3年間待つように言ったという言葉を見つけ、そうか、亨進ニムは3年待てなかったのか、と納得してしまった。(韓氏オモニはこの3年間に異端体制を完成させた)。

このように、家庭連合に残っている人はそれぞれの正当化の論理をもつ。
また、当初、天正宮の中央ドームの下に、アボニムの遺体を安置するという計画になっていたのに、土盛りの墓にしてしまった、と指摘された。私はそれをうかつにも忘れていた。遺体が下に収められ、あの吹き抜けドームを中心にアボニムが霊的に復活すると、確かに聞いた。いま、6年たってもそんな話は聞かない。韓氏オモニは天正宮にアボニムが復活されては困るのだ。

極めつけは、つい昨年、金栄輝先生に、韓氏オモニの独生女論は正しいのかという質問を投げかけたところ、「お母様は、原理も、聖書もなにも分かっていない」と答えたという。しかし、お母様がいてこそ今の自分たちがあるから、たとえ、認知症になっても従わなければならない、とおっしゃったという。井田先生は、独生女論の間違いを、金栄輝先生というアボニムの第一弟子の言葉を直接聞き、証できる方なのだ。

井田先生が戻った現在、サンクチュアリ教会は大転換期にある。それが際立つ出来事があった。9月中旬、韓氏オモニがはじめて大勢の前で、独生女論を語った。家庭連合ブログ村は、三男派、家庭連合支持者のあいだでハチの巣を突いたような騒ぎになった。ところがサンクチュアリ教会のブログ村は、それについての記事が一つもなかった。今のサンクチュアリ食口は、韓氏オモニの発言など関心がないのだ。わたしだけ、〈「家庭連合」の研究〉に「独生女は救済の不要物・即刻廃棄せよ!」(10月3日)という記事をのせた。これが唯一である。

目下、サンクチュアリ食口の関心は、アメリカで展開される、二代王とキリスト教会との融和のゆくえに集中している。それに関する二代王のみ言、聖霊の役事、そして、アメリカ、日本の政治動向などである。西の韓国でなく東のアメリカの方向に心が向かっているのだ。
私は昨年の5月にサンクチュアリ教会に戻った。当時、江利川会長は、今後サンクチュアリ教会は、家庭連合問題を脱し、伝道の時代になるとおっしゃっていた。しかし、韓氏オモニの独生女発言と金振春の独生女論が注目され、異端問題の解決に直面し、批判しなければならない状況になった。ゆえに、伝道の時代の到来は延期された。
 
しかし、昨年9月の天宙完成祝福の勝利、今年2月の生命の書入籍祝福の勝利により、摂理は急進展した。これらは文亨進二代王が推進された摂理だが、神とアボニムの凄まじい御力なくして成し遂げられなかった。GOAのラリー・プラット前会長、ベストセラー作家ポール・ウィリアム博士、ジョージ・クック牧師、NRAのオリバー・ノース会長との強固な友好関係。そしてアメリカ最大のペンテコステ教会を率いるロドニー・ブラウン牧師との宗教一致など、二代王を中心とする摂理の目まぐるしい発展に、サンクチュアリ食口はついて行くのに必死である。

今、文亨進二代王は、サンクチュアリ教会と福音派・バプテスト派との一致運動を推進し、新たなる形の大伝道の時代に突入しようとされている。その形態は聖霊集会、聖霊の火による復興である。それは日本の信仰形態にも変化をおよぼす。

アメリカにつづき、日本においても、いよいよ大伝道の時代を迎えるのである。わたしたちは、日本における効果的な伝道方法を考えなければならない。井田幸二先生という優れた原理講師は、まさに伝道の時代が出発するときに来られたのだ。これは神の導き以外の何ものでもない。キリスト教のよき伝統を復興させ、クリスチャンと連帯の道を探るべきである。そのために、二代王様のみ言に注意をはらい、神のご計画が何なのかを尋ねなければならない。

もちろん、日本は、アメリカや韓国など、キリスト教が優勢な国と宗教事情が異なる。無宗教的、多神教的な日本の精神風土に影響をおよぼす宣教戦略が必要である。また、サンクチュアリ教会にとって、家庭連合、韓氏オモニ問題は、以前のような強い関心を向けないものとなった。しかし、わたしたちの関心の外になった訳ではない。伝道のなかの重要な一部分として位置付けられる。サンクチュアリ教会における伝道の時代を発展させ、定着させるには、井田幸二先生の講義力と宗教に対する見識が不可欠である。まず、サンクチュアリ食口は、井田先生の原理講義を聞かれ、大きな恵みを受けてほしい。

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