第2回 ワシントン・ポストにお父様の証をさせたサンクチュアリ「主のための臨戦態勢」

Two sons of Rev Moon have split from his church — and their followers are 1The Washington Postimrs

主のための臨戦態勢(Locked and Loaded for the Load)

文: Tom Dunkel  写真 Bryan Anselm

2018年5月 21日

翻訳:HARRY

この最近起きた悲劇(訳注:フロリダの高校乱射事件)は数百万人の心に鮮烈に刻み込まれた。ショーン牧師もその一人だ。
彼は日曜朝の約一時間の説教をゆっくりと始め出したが、パークランドの高校乱射事件について、トランプ大統領が語った内容を聴衆に聞かせた。「トランプ大統領はもし教師が銃を持っていれば犯人を即座に撃ち殺していたはずだ。アメリカの大統領がこの様に語るの聞いたことがありません。これは神様の恵みです、皆さん!」

水曜日の式典当日にはその場にいた人は実質、全員が教会に再びやってきた。そこで、ショーン牧師はいくつかの安全確認について確認を行った。結束バンドで引き金を固定したか-「皆さん、いいですか。弾は持ち込んではダメです。」しかしこれは必ずしも銃器持ち込み禁止ということではない。銃の隠匿携帯のライセンスを持っているものはAR-15と共に自由にピストルを持ち込んでよかった。(いわばミニ鉄のつえだ。)ショーン牧師は言った。「羊の皮を被ったオオカミが面倒を起こすかもしれない」。

いくつかお知らせを挿んだあと、説教の本題に入った。まずは慣れた様子で聖書から聖句を引用した。「鉄のつえ」が悪人を打ちすえる箇所を読む。演壇をゆっくりと歩きながら、堰(せき)を切ったように自由奔放に火と硫黄のような批判を加え、説教は途切れることなく続いた。

「皆さんは奴隷根性を捨てて、王家の心構えを持たなければならない。・・・民主党はナチの協力者、ジョージソロスの資金援助を受けて共産党になった・・・偽りの牧師や聖職者は独裁者キリストを説いている」

彼は数人のお気に入りの敵に向かって思いつくまま非難の矢を放ち続けた。ヒラリー・クリントン(ロシアの書類のためにお金を払っていた)、フランシス教皇(社会主義者、共産主義者の悪魔)、図体の大きくなり過ぎた政府、「イエス様は権力を集中させようとしなかった。イエス様は政府をつくらなかった」とショーン牧師は語った。「過去100年間、最悪の殺人者は中央政府だ。」とも。

ショーン牧師は、教会の若者たちが軍事訓練に準ずる訓練をしている短いビデオを見せた。これはサンクチュアリでいう平和警察・平和軍だ。森の中を駆けながらの射撃訓練もする。彼らは主のために迷彩服を着用する。フィリピン式ナイフ訓練も学ぶ。「怖いもの知らずのタフな人間になることではなく、人を愛するがゆえに強くなる訓練をするのだ」ショーン牧師は信徒たちに言う。「鉄のつえの道は愛の道だ。」

数日の間、レポーター、カメラマン、TVのカメラクルーらが、まだ人々が寝静まる時間から祝福式の取材のために集まってきた。聖なる教会とセミオートマチック・ライフルの奇妙な組み合わせにひかれてプロの取材陣、やじ馬の見物人が集まってきたのだ。

しかしメディアの大騒ぎも、答え切れない疑問を残したまま、すぐに別の話題に向かうだろう。その疑問とは―サンクチュアリ人とはいったい何者なのか? この国の既に引き裂かれている政治と宗教の状況に銃を持ち込む彼らの願いは一体どこにあるのか?これだ。

怖いもの知らずのタフな人間になることではなく人を愛するがゆえに強くなる訓練をするのだ-文亨進牧師

文鮮明師が2012年に肺炎の合併症で92才の生涯を閉じたとき、家族の中で権力闘争が起きた。兄の文国進(ジャスティン・ムーン)の支援を受けて、統一教会の10人の兄弟姉妹の中から自分が後継者に選ばれ、二代王として王冠を授かったと強く主張する。彼の父が完全なメシアであると言われたのに対して、自分がそうであるとは言わない。しかし、神の王国創建を成し遂げる責任をもつという。ところで彼の母親である韓鶴子は52年連れ添った夫、Rev.ムーンは自分にバトンを渡したと主張している。

争っている教会の根は、韓国とアメリカの双方にある。Rev.ムーンは現在の北朝鮮(当時は日本の一部)で1920年に生を受けた。彼の話では、15才の時にイエスが現れて神の地上天国、天一国を韓半島の地に完成する「特別な使命」を受けたという。
しかし、彼はまず、日本に留学して電子工学を学んでいたが、韓国独立運動にかかわったことで2度投獄され拷問を受けた。祖国に帰ってから結婚。第二次世界大戦後に平壌に行き、キリスト教の宣教を行ったかどで共産政府によって強制労働所に送り込まれた。朝鮮戦争の終わり頃、強制労働所は解放され、文師は南へ向かう。

つづく

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