2016年4月24日説教「逆さの王国」【英語説教日本語訳】その2

The Upside Down Kingdom  Rev. Hyung Jin Moon  April 24th  2016 on Vimeo.png

要するにフェミニズムであれ、共産主義、社会主義、寡頭政治であれ独裁制に繋がらざるを得ないのです。イスラム法もその傾向をもつのです。今述べたような社会思想はどれも「大きな政府」を志向するものです。そしてその「大きな政府」は巨大銀行をそのパートナーに迎えるのです。このようにして現実社会は回っているのです。

巨大な私的銀行団が大きな政府を支え、その政府は大企業とマスメディアの後ろ盾になる。そしてそれらは巨大銀行にまたつながる。こういう大きな輪を描いているということです。

それらは何も知らずに誠実に生きている国民を罠にかけるのです。社会主義的システムが天一国の市民にとっての罠となるのです。この「大きな政府」を志向する思想は若い世代、子供達に罠をもって迫ってくることをくれぐれも忘れないで下さい。中央で一律管理する教育という罠です。これをもって強制的に社会主義、共産主義的思想を学ばせようとするのです。

アメリカ国民も「民主社会主義」と聞くと「社会主義ではないのだ」と安心するのです。もうそれは脳死状態に陥っているとしかいう他ありません。民主党の大統領候補者は公然と「自分は民主社会主義者だ」といっています。それに若者が歓声をあげているのです。

イエス様が幼子に望むことはどのような内容でしょう。天使長的な大きな組織・機関に奴隷のように仕えることを願われると思いますか。ありえません。

神様の立場であるイエス様が願われることは、喜びと栄光を返すことはもちろんのこと、それぞれに与えられた才能を開花させ、異なる個性に応じて与えられた才能と祝福、創造性、革新精神を発揮して人々を助け、為に生きる世界を現出することです。神様との誓約のもと正しい結婚をして自由の子供を産み育て、自由と責任を次の世代に伝える。

創造主ならばどちらを願うと思いますか。子女が天使長のようなカルテルの主管を受けるのか自立して横とのつながりを築き正しい結婚をして、四位基台の家庭を築いて社会に貢献していくのか。愛の創造主がどちらを願うのかは明らかだというのです。

世界は今、神様の王国ですか、サタンの王国ですか。イエス様は「この世は、罪の誘惑があるから、わざわいである」と嘆かれたのです。

社会において、人々がその自由と責任を自覚しそれを守ろうとしなければどうなると思いますか。罠に嵌(はま)ります。ありとあらゆる政治運動の名をもって罠に引っ掛けようとするのです。そういう運動に関わる時はよくその要綱を調べなければなりません。
今流行りだからといって乗っかってはいけません。それは愚かなことです。結局、社会主義的な独裁に引っ張って行かれることはないのか、そういう罠がないか客観的にその運動を見なければなりません。その罠は文明を滅ぼします。

18:8もしあなたの片手または片足が、罪を犯させるなら、それを切って捨てなさい。両手、両足がそろったままで、永遠の火に投げ込まれるよりは、片手、片足になって命に入る方がよい。

これらの聖句は個人的問題を宣べているようですが、政治、経済、芸術などあらゆる活動をする国家のレベルで見る時どうでしょうか。イエス様は「『御国が来ますように』と毎日祈りなさい」と言われました。これを毎日祈っている人はいますか?

あなたの片手または片足が、罪を犯させる(罠を仕掛ける)なら、それを切って捨てなさい。もしあなたの片目が罪を犯させるなら、それを抜き出して捨てなさい。そうしないと地獄の火に投げ入れられるというのです。

これを「自由と責任」対「その他独裁に通じるイデオロギー」という観点で見てみましょう。私たちは成長期にありとあらゆる方向からプロパガンダを吹き込まれます。すこしテレビをつけて見ればどれほどプロパガンダに溢れているか分かるでしょう。大統領は立派だ。政府は正しい。国の教育や教師がいかに優れているか。実際には教師が無神論者である割合は通常の五倍です。社会主義者、共産主義者も多いのです。大学の教師は一般アメリカ国民を代表すると思ってはいけないのです。

そこに影響を受ける時私たちは罠に嵌るのです。そして他の人達をもサタン側に引っ張っていくことになります。なぜなら自分は大学で偉大な教育者から教育を受けたエリートだと思い込んでしまうからです。そして他人を支配しようとする。もし全身がそういう風に染まっていくとするならば分別しなければなりません。その道は人を引き連れて地獄に行く道だからです。

エリートにとってみれば人々は僕に過ぎないのです。好きにできるのです。ですからそういう影響を受けたのなら分別しなければならないのです。さもないと他の人々を罠にはめることになります。

キューバの社会主義もその昔、天国を約束していました。南米のベネズエラでも完全に腐敗しきっています。国民は自分の身を護ることもできず生き地獄のような状態が続いています。貧しい国民がいる一方でエリート層は宮殿でボディガードに警護され優雅に暮らしています。

人類の歴史は奴隷の歴史でした。独裁者の足の下に虐げられてきた歴史だというのです。解放の自由の国を熱望してきたのです。一般の人々が自由を享受できる国を。悪なる人々、悪なる支配者、悪なる独裁者からの自由を求めてきたというのです。行動の自由だけではなく悪からの自由です。
 
 
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2016年4月24日説教「逆さの王国」【英語説教日本語訳】その2」への2件のフィードバック

  1. 渡辺正則 の発言:

    サンクチュアリさんに献金しようとるすると、どうしたらいいんでしょうか。口座番号でも公開してもらえると気が向いたときに寄付でもしようと思うんですが。

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    • 渡辺さん、コメントありがとうございます。

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