一年半で180°変わった教会成長研究院の「真の母」解釈

2014年7月1日 韓鶴子総裁講話 (天正宮訓読会)

「血統転換」、私は胎中にいる時からそうなのです。皆さんがこのことを信じなければなりません。

お父様の歴史は、イエス様の使命を引き継いだその時、その瞬間がお父様が独り子となられた資格です。分かりますか?そのことを分からなければなりません。

 

上の韓講話のインパクトが未消化でまだ十分に理解されていない、つまり 7・1韓講話の影響をまだ受けていない2014年7月10日に公開された駒場グループを批判する動画の中で教会成長研究院副院長太田朝久氏はこう語る。

 

2014年7月10日

<YouTube> 霊的集団の誤りを正す第3弾・駒場グループ-304:51~06:45

文鮮明先生は「真の父母の絶対値と氏族メシアの道」で、次のように言われました。
「アダムが責任を果たすことができなく堕落したので、その責任を完成した基準に立つためには、エバを堕落圏から復帰して再創造して善の娘として立ったという基準を立てなければなりません。そうしないと、アダムの完成圏が復帰できないのです」(「真の父母の絶対値と氏族メシアの道」38ページ)
また、「祝福家庭と理想天国1」のみ言には、次のようなみ言があります。
・・・
真の母がサタンに奪われたので本来の人間(メシア)は、死を覚悟してまでもサタン世界から(真の母を)奪い返してこなければなりません。(「祝福家庭理想天国1」561ページ)
・・・
これらのみ言で分かるように、本来メシアの相対者となるべき真の母は、天から送られてきて迎える存在ではなく①、完成した真のアダムである再臨主がサタンと戦って勝利圏を打ち立て、この「地上世界」において復帰し再創造しなければならない存在であります。
・・・
ですから、駒場集団が主張する聖霊を送るための基台という概念自体が、神様の復帰摂理がどのようになされるのかを分かっていないために、自分勝手に作りあげてしまった妄想の産物に過ぎません。  -引用終わり

 

ところが韓オモニが独生女発言を繰り返し世界の食口に衝撃を与え始めて後の2016年2月3日、太田氏が副院長を務める教会成長研究院は次のような見解を公式サイトで発表する。

 

2016年2月3日

2015年10月30日掲載の「真のお母様の『無原罪性』-『血統転換、私は母胎からなのです』の意味について」の補足説明①

(2)独り娘(独生女)として誕生される女性は「無原罪」

 真のお母様が語られる一連の「独生女」の発言は、『原理講論』で展開されている原理の内容(概念枠、思想の骨格)と一致しているというのが、本部の見解です。

 すなわち、『原理講論』には、「エバが堕落したとしても、もしアダムが、罪を犯したエバを相手にしないで完成したなら、完成した主体が、そのまま残っているがゆえに、その対象であるエバに対する復帰摂理は、ごく容易であったはずである」(111ページ)と記述されていますが、完成したアダム(メシヤ)である真のお父様の御前に立たれた真のお母様(新婦)は、〝失楽園〟が起こる以前の「霊的堕落のみの時の救済摂理」の時点にまで立ち返った立場におられる〝特別な女性〟です②。その他の堕落世界にいる女性のだれもが「真の母」になれる資格をもって生まれてくるわけではないのです③。   -引用終わり

 

 

駒場グループに対する発言:①真の母は、天から送られてきて迎える存在ではなく(2014/7/10)

独生女正当化のための:②真のお母様は…〝特別な女性〟です。③その他の堕落世界にいる女性のだれもが「真の母」になれる資格をもって生まれてくるわけではないのです(2016/2/3)

とでは「真の母」についての捉え方が180度異なる。韓鶴子オモニの絶対化に歩み寄った発言と考えていい。

ここでは韓鶴子オモニ絶対化の是非について議論することはしない。ただ「本部」の極めて御都合主義的原理解釈の変遷(変節)、この事実について皆様に改めて冷静に考えて頂きたいと思う。

原理解釈を相対化して組織保身を図る
よりも食口の霊的生命を重視すべきだ
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一年半で180°変わった教会成長研究院の「真の母」解釈」への4件のフィードバック

    • 2014年7月10日のは太田氏自身の講義です。2016年2月のものは映像ではなくサイトに文章で上がったものです。当然副院長である太田氏監修のもとにあると考えられます。

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