モルドバ問題で「国境なき人権」が記者会見を開く

人権NGO「国境なき人権」(Human Rights Without Frontiers international)がモルドバで家庭連合のメンバーが人身売買などの犯罪を犯したとして拘禁されている事件で、関係者などから聞き取り調査及び関連文書の分析を行ったのち1月19日、記者会見を開いた。

Conferință de presă pe marginea cazului de detenție a doi membri ai Bisericii Unificării  care sunt acuzați de trafic de persoane

調査の結果、今回の事件は本来、民事事件であり当事者間で解決すべき問題を政府が刑事事件として取り上げ、恣意的に逮捕に至ったものだと結論付けた。そして拘禁されている2人を即刻・無条件に解放せよと主張した。その中で「国境なき人権」は20年にわたって信教の自由などのケースに取り組んでいるが本件でとった政府の行動はその中においても最も愚かで馬鹿げた対応であると非難した。

ことの経緯は、まずモルドバ家庭連合の複数のメンバーが、2014年に人事でウクライナからやってきた指導者オレグ・サベンコフを中心とする指導部に反発したことにより4人が家庭連合より除名処分を受けた。関連記事参照☟

それに対して除名されたメンバーは指導部を批判する文書を公表する。そしてその文書(インターネット上か)が政府機関の目に留まり、モルドバ政府は、家庭連合に人身売買、不正経済活動をおこなう組織犯罪グループを構成したという嫌疑をかけた(「国境なき人権」はこの点について全く根拠のない嫌疑であると結論付ける)。

現在もオレグ・サベンコフおよび他一人のメンバーが収監されたままだ。彼らの1日も早い解放を祈る。

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