「真の父母一体」を考える― その2

 
「真の父母完全一体」という場合、原理的にいうと真のお父様と真のお母さまが神様を中心として完全な授受の関係を結んでいるということを意味する。

そして完全な授受がなされるとき主体を見ても対象が見え、対象をみるとき主体も見えるという状態となるはずだ。
神様と完全に授受したキリストは「私と父は一つです」(ヨハネ10:30)と言い、また「わたしを見た者は、父を見たのです」(ヨハネ14:9)と言われている。

つまり真の父母さまが一体であるとき、お父様を見たものはお母さまを見、お母さまを見るものはお父様を見ることになるはずである。

お父様は常にお母さまを証してこられた。お母さまを公的に称賛し、賞状を与えられ、お父様の同格の位置まで来られたと一体化宣布まで与えられた。公的な場ではいつもお母さまの手を握り締めて、常にお母さまを証してこられた。まさにお父様を見るとき私たちはお母さまを見たのだ。

一方で、お母さまを見るとき私たちはお父様を見ることができるだろうか。現在、お母さまは全くと言っていいほどお父様を証されない。むしろお父様の痕跡を消し去ろうとさえしておられる。今のお母さまを目を凝らして見つめてもお父様の面影すら見ることができなくなった。悲しいことだが「お母さまを見たものは、お父様を見たのです」とは言えない。それゆえ「お母さまはお父様と一つです」と結論することを心が納得しない。

今のお母さまの権威の証はただ一つ、お父様が愛によって与えられた「真の父母一体宣布」ではないか。お父様の愛によるお母さまの証である。しかしお母さまはお父様を証されない。授受作用は切れている。個人的な想像だが、お父様はお母さまの不足の分もご自分が主体としての責任から条件を立てられてぎりぎりまで補いながら宣布されたのではないかと考える。

アメリカの作家O.ヘンリーの短編に「賢者の贈り物」という小品がある。

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貧しい夫妻がお互いのクリスマスプレゼントを買うためにお金を工面する。
 
妻のデラは、夫のジムが祖父と父の形見として大切にしている金の懐中時計に付ける鎖を買うために、自慢の髪を髪の毛を売る商人の元でバッサリ切り落として売ってしまう。
 
一方、夫のジムはデラが欲しがっていた、べっ甲の櫛を買うために形見の懐中時計を質に入れてお金を工面する― という筋書きだ。
 
学生の頃、結婚したらこういう夫婦になりたいと思った。

これが美しい一体化の姿だと思った。夫は妻を、妻は夫を証する。真の父母さまもこういうお姿だと信じて疑わなかった。
 
しかし残念なことに、お父様聖和後のお母さまはご自分の証しかされなくなった。最近のお母さまを見るとき、絶対権力者、独生女は見えるが真のお父様のお姿は見えない。お母さまには
 
「私を見た者は真のお父様を見たのである」
 
と言っていただきたいのだが。
 
そうされないとするならば、お母さまはいったい何と一体化しておられるのだろうか。
 
 
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「真の父母一体」を考える― その2」への2件のフィードバック

  1. 狐狸庵 の発言:

    貴方は、「そして完全な授受がなされるとき主体を見ても対象が見え、対象をみるとき主体も見えるという状態となるはずだ。
    神様と完全に授受したキリストは「私と父は一つです」(ヨハネ10:30)と言い、また「わたしを見た者は、父を見たのです」(ヨハネ14:9)と言われている。
    つまり真の父母さまが一体であるとき、お父様を見たものはお母さまを見、お母さまを見るものはお父様を見ることになるはずである。」と言われていますが、その通りだと思います。

    先日、ある食口とお母様の「独生女宣言」について話をしました。このお母様の宣言はいったい誰に向けた宣言なのかと・・・必ず対象や目的があるはずです。
    世界のキリスト教会(教徒)に対して?・・・韓国民に?・・・全食口に?・・・享進・顕進様派に?・・・いいえ、私たちの結論はサミー・朴と彼の母親・崔氏とまだ生存している6マリアに対してです。つまり、彼らに対してお母様は「私は神よ!私は完成した真の母よ!私は生まれながらに原罪が無いのよ!貴方達には原罪があるでしょ!私は14人のお父様の子供を産んだのよ!お父様をここまで成功に導いたのは私と私の母と韓氏の家系・血統よ!・・・貴方達にはそれが出来たの?・・・」と言いたいのです。こう理解すると何故ある日突然「独生女宣言」が出てきたのかが分かる様な気がします。

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    • なるほど。以前亨進ニムの説教にもありましたが、バビロンのミステリー、お母さまの底知れぬ「恨」はそこにあることは間違いないと私も思います。

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